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Posted by チェスト at

青い鳥

2013年05月19日

バルコニーに、落花生を

そっと...置いて

そしてじっと待つ。



そんなことをするようになったのは
珍しいお客さんがうちを訪れてくれるようになったから。



夫: 青い鳥だ!




ある日、リビングから書斎にいる私に向かってそう叫んだ夫。



実際には英語で

Sweetie, it's blue jay!

と言った。




ブルージェイ?? 
(今では川崎宗則選手が所属する、カナダ、トロントの野球チーム名)


ずいぶん静かだったのに、いつの間にテレビ見てたのかな?


私: Are you watching the game? (野球中継見てんのー?)


と書斎にいながら返すと


夫: NO!  It is a REAL blue jay!  Quick!
(違うよ、本物のブルージェイだよ! 早く!)



...本物の ブルージェイ?



 ...本物 ??  え、鳥ってこと??

うそっ! ブルージェイがうちのバルコニーに!?






とっさに書斎を飛び出す。 が、時既に遅し。

かの青い鳥は非常に警戒心が強いようで、

私がリビングに駆け込むと同時に バルコニーから飛び立っていった。



え〜〜〜、、、見れなかったぁ。。。ガッカリ




だけど、その後も何度となく 
その鳥は 我が家のバルコニーを訪れるようになった。


上の2枚は、落花生をバルコニーに置いたあと
リビングにじっと座り込んで 待つこと20分程。

やっと撮れたもの。



よくよく見ると、この青い鳥 ブルージェイではないみたい。

だって調べてみたら、ブルージェイって、こんななんです。(ウェブサイトより拝借)



うちにやってくるのは、上半身は黒くて、鶏冠が立ってて
どちらかというと、カーディナルみたい。

でもカーディナルって、普通は真っ赤なのです。(こちらもウェブサイトより拝借)



ブルーのカーディナルって、聞いたことないのだけど...存在するのかなあ。

夫と二人してググってみたが、
カーディナルはやはり「赤」と決まっているみたい。

では、うちにやってくるこの鳥は何なのだろう。。。


本当に落花生がお好きなようで





何とも言えない、瞳をしている。






青い鳥、、、と 聞くと

幼い頃に読んだ物語を思い出す。


チルチル&ミチルの兄妹が、幸せの青い鳥を探して旅に出る物語。


子供のころは、ものすごく本を読んだ。

今のようにブルーレイやDVDどころか、VCR(ビデオ)も無いような時代だったが

活字を目で追うと、たちまち 頭の中に
鮮明なフルカラーの情景がブヮーッと広がったのをよく覚えている。

あまりに本が好きで
7歳ぐらいの頃だろうか、就寝時間(8時ごろ?)を過ぎてもどうしても本の続きが読みたくて
布団かぶって寝たフリをして、布団の中でこっそり懐中電灯で本を読んでいたら

父親に見つかって


あっという間に布団から引きずり出されたかと思いきや、ポーンと外に放り出された。
真っ暗闇の中、一時間ほど家に入れてもらえなかった。

そんな思い出がある。


厳格な父だった。


先日のブログに書かせてもらった、今では老いて、今年になってから大きな病気をした父である。

一年に一度も顔を見せることの出来ない私の帰省を
今では楽しみに待っていてくれるような父親になった。


前回の「変わりゆく自分」で書かせていただいたが、人間って変化するのである。

父を見ていると、特に顕著にそれを感じる。





話逸れたが、そうそう「青い鳥」。


青い鳥を見つければ 幸せが手に入ると信じて
それを探す旅に出たチルチル&ミチルだったが

本当の青い鳥(幸せ)は 自分の身近なところにあったのだと。。。

そう気付いたところで物語は終わる。




幼い頃は これを「冒険物語」として読んでいたが

なんとも

「人生とは何たるや」の 真のメッセージがぎっしり詰まった 
ストーリーだったことよ。


子供のころは、そんな事に
もちろん気付きもしないし、理解もできなかった。



おそらく先人達が 後世を生きる私たちに向けて残していってくれた
人生を生きるためのメッセージ(芸術作品)が 世にはたくさんあるのだと思う。

でもそのメッセージは、受け取る側に受け取る準備が出来ていないと
受信できないものなのかもしれない。




大昔に読んだ文学作品を読み返して、または

大昔に一度見た絵画を目にして、または

大昔に一度みた映画を再び見て、または

大昔に聞いた歌を聞き返して...


そして 昔とは全く違った印象を受けている自分に気付く

それはきっと「受け皿」なのかもしれない。





そして過去がどうであれ、今までどんな道のりを歩んできたのであれ

今の、今自分が居る場所が 幸せの青い鳥がいる場所だと

そう思えた時が 

自分が今回生まれてきた理由を 
ある意味思い出せた時なのかなあ〜とも思う。



おそらく誰もが 赤ん坊だった頃には覚えていて

一度 すっかり忘れて


そして再び思い出すまで、
40年、50年、60年という月日をかける。

だからこそ、生き続けることに意味がある。





でも、一度忘れて 
敢えて苦労して思い出すことを目標に地上に下りてくるとしたら、、、

人間って

なんて面倒くさくて、
なんて健気なんだろう。



自分もその一員だなんて


何だか 嬉しい。





  
Posted by レニア at 17:59Comments(9)小さな幸せ

歌が聞こえる

2012年11月30日

こちらの記事は、「シアトル日記」新サイトに移しました。








  
Posted by レニア at 15:47Comments(4)小さな幸せ

小さな命(巣立ち)

2012年08月05日

7月のあたまに、うちのバルコニーで思いがけず発見した
小さな命



仕事のことやら夫のケガのことやら、その他プライベートな事で
精神的に結構しんどかったここ最近を
ほんわか幸せの色で、彩ってくれた。


朝起きると、まずは必ずバルコニーの様子をチェックするのが日課になっていた。

「今日もいっぱい食べて、大きくおなり〜」

ガラス戸越しに、そう声をかけてから出勤する。


帰宅すると、夫に

「パパママ、今日も来てる?」と

まずは聞く。

フェンスにナッツのかけらをそっと置いておくと
そのうちパパママが忙しい育児の合間に立ち寄ってくれる。


それを眺めるのが、毎日とても楽しみになっていた。






バルコニーに吊るしてあるプランターに
初めて卵を発見!!ビックリ!!したのが

7月7日


卵がもうひとつ増えた
7月8日



最終的には、卵4つに。

7月12日




ヒナが孵って数日たった
7月25日




その4日後には、羽毛も増えてふわふわに

7月29日




そして最後にこの子たちを見たのは

7月31日 だった。






木曜からハワイの友達が泊まりに来ていたので
バルコニーにあまり注意を払わずにいて


昨日になって

あれ?なんだか今日はパパママの姿を見かけないなあ〜と思ったら。。。

8月3日





うるうる  うるうる  うるうる 



行ってしまったよ〜。。。





うちにいてくれたのは、ほんの1ヶ月。


なんだか急に バルコニーがガランとしてしまったようで

すごく淋しい。。。


でもきっと今ごろは
あちこちの空を 自由に飛んでるんだろうな〜と思って

ペイビーたちの巣立ちを
祝福しよう。



わくわくドキドキの1ヶ月を、

本当にどうもありがとう。








  
Posted by レニア at 05:36Comments(4)小さな幸せ

幸せ力

2012年07月30日

この季節になると、わんさか食べます。
ブルーベリー。

夫は ラズベリーのほうが好きだけど
私は断然ブルーベリー派。




〜てはいけません と 〜てもいいです
の文型を導入した後の、ある日の宿題。

「自分が十代の子供の親だとしたら、子供にどんな事を許可しますか?」

という課題を出したら

限られた語彙を駆使して、House Ruleを書いてきた学生たち。

この学生(19歳、男子学生)は、かわいいイラスト付きで宿題を提出してくれました。

こういうのを「落書きなんて不真面目!」と怒る先生もいるけど

その子の個性が現れていて
私は好き (^^)

添削しながら、ふふふ...と思わず笑みがこぼれました。




お風呂タイムに読むものが尽きてしまったので
シアトルの紀伊国屋で 久しぶりに「婦人公論」を買った。

日本では550円の この雑誌。
ちょっと前までは9ドルちょっとだったのが、なんと10ドル15セントに値段が跳ね上がっていた。 ひえ〜。
円高の影響でしょうねえ〜。。。

その中に、
4年半の結婚生活に終止符をうって、最近離婚をした
お笑い芸人の「青木さやか」さんのインタビューが載っていた。

彼女が結婚したことさえ知らなかったのだけど。。。
今では、可愛い2歳の女の子のママなのだそう。


「結婚に対するあこがれ、理想の夫婦に対する妄想が大きすぎた」

とご本人はおっしゃるけど

結婚して誰かと一緒に暮らせば、もう淋しくない。
きっと毎日が「チャーミーグリーン」の世界だ!

と思った気持ちは 正直いって分かるなあ〜。。。

人間、そんなに強くないもの。

弱ったときに、弱音を吐ける誰かが家にいてくれる。

「それだけで救われる。結婚すれば今の生活はきっと一変する」
と思ってしまう気持ち
そういう誰かに頼りたいと思う気持ちは
どんな人間にでもあるのではないだろうか?

特に 芸能界という殺伐とした世界で
ひとりで頑張ってきた彼女のような人が
パートナーに心の拠り所の全てを求めてしまったのは、致し方ないのでは?

記事を読みながら思った。

青木さやかさん、まだ39歳なんですって。



不幸せは 被害妄想。

幸せは 自己満足。



...って、誰かに聞いて「そのとおりだ!」って思ったのを覚えてるのだけど


あ〜、幸せだなあ〜

て思える理由って、本当に単なる自己満足の世界で


あー、ブルーベリーが美味しい。幸せ! とか

学生の宿題が微笑ましくて、可愛い! 幸せ! とか

自分ちのバルコニーで、小さな命がすくすく育ってる、嬉しい! とか


いかに些細なレベルで自己満足に浸れるか、、、

そのレベルの低さ(高さ?)によるのではないだろうか。






そんな低レベルな私の、今の幸せに貢献してくれている鳥さんカップル。


夫の提案で、ベランダにクルミのかけらを残すようにしたら

パパ鳥ママ鳥が 育児の合間に
ベランダのフェンスで羽を休めてくれるようになった。









さて、肝心のベイビーたち。


一週間まえは こんな感じだったのが




今日見てみたら。。。



うひょ〜〜、ふわふわだ!!
その成長の早さは圧巻!!



しばらく 見とれてしまった。



幸せって、ホントに単なる自己満足の世界。

レベルが低ければ低いほど
幸せを感じる力って、強いような気がする。


この分野に限っては

ひたすら 低レベルでいたいなあ。。。(笑)







  
Posted by レニア at 16:43Comments(0)小さな幸せ

小さな命 (その後)

2012年07月23日

うちのバルコニーに舞い降りた
小さな命


ママ鳥は、あの小さな体で自分の頭ほどもあろうかというサイズのたまごを
毎日ひとつずつ産み落とし

ベイビーの数は 最終的に4名様になりました。うひょ〜〜。




あれから、いろいろとリサーチした結果
親鳥は Dark-Eyed Junco と判明。

アメリカの 主に北部全域に生育する鳥で

日本語名は「ユキヒメドリ」というのだそう。




パパです。



ママです。





ピンぼけしてて分かりにくいと思うけど、パパは真っ黒な頭巾をかぶっていて

ママの頭巾は 色が若干薄めです。








巣を発見してから、プラントの水やりに苦労している。

というかお花さんの生命力に頼って、水やりは極力しないようにしている。
4、5日に一度ぐらいだろうか。

お天気が続くと土がカラカラに乾いてしまうので、プラントを持ち上げたときの軽さですぐわかる。
ごめんよ、お花さん。


イスにのって反対側のほうからちょろちょろ〜〜っ...を一度トライしたら、バランスを保つのが結構難しくてイスから落ちそうになった。
それからは 夕方ママ鳥がごはん食べに飛び立つのを待って
そのすきにプラントを下ろすようにしている。


でも、親鳥が飛び立つのをいつも目撃できるわけではないので

「そろそろお留守の時間だろう〜」と思って
そろ〜っとプラントを下ろし始めたら

ママが ぴょこっと 
顔を出し
思わず 目が合って


うわ〜、すみませ〜〜ん。。。Sorry, Sorry, Sorry, Sorry......


...とつぶやきながら そのままプラントを元に戻した
なんてこともある。



または、そろ〜っとプラントを下ろし始めて 何も起こらないので
「あ、いないんだな」と思ったら

いきなりママ鳥がぴょーんと巣から飛び出してしまったこともある。



そんな時は 私のせいでこのまま親が巣を放棄してしまったらどうしようといつも心配でしかたがない。。。

でも相方は
「親鳥はそんな簡単に子供を見捨てたりしないから、だいじょうぶ」と言う。

「それに、プラントには巣が出来る前から君のにおいがついてたはずだから、今さら親鳥が君のにおいを警戒することはないと思うよ。」とも。



その言葉どおり、しばらくすると
ママは必ず戻ってくる。

いつも パパ同伴で戻ってくる。


でも巣に入るのはママだけで、パパはしばらくの間
そばの小枝に 奥さんと子供の安全を確認するかのように座っていて
そのうち飛び去っていく。










そして昨日のこと。

夕方ママが飛び去ったのを見て「いまだ!」とプラントを下ろしたら。。。



ほよ〜〜〜!!





ヒナだあ〜〜。


口をパクパク開けてたベイビーたち。

まだ 「ぴよぴよ」とも鳴けてなかった。(ぴよぴよって鳴くのかな??)


「Honey ! Babies !!」

バルコニーからおたけんだら

「ほい」

と中からカメラを差し出した相方。

あわてて1枚だけ写真をとり、とっとと水をやって
プラントを元にもどしバルコニーからそそくさ退散。



カウチに座りテレビを見てるふりをしながら、巣の様子をうかがってたら

そのうちママ鳥がご帰還し、ほっと胸を撫で下ろす私。。。





「ユキヒメドリ」の生態を読むと、ヒナが巣を飛び立つまで2週間ぐらいとのことだ。


これから2週間は水やり禁止だろうか。。。

相方は「ダイジョブダイジョブ」と言うが。



いずれにせよ 無事に大きくなっておくれよ〜。



  
Posted by レニア at 05:25Comments(2)小さな幸せ

小さな命

2012年07月08日

今朝は、ちょっと
気持ちが「ほっこり。。。」することがありました。



ラナイ(バルコニー)に吊るしてある、このプラント



3日ほどまえに水やりのために下ろしたら...

  へ ?





  え〜〜〜!




いつのまに

す、巣ができている。。。(この2日前には無かった)




ビックリして夫を呼んだら

夫: あ〜そういえば、昨日ハミングバードがしばらくプラントの周りを飛んでたなあ。



ハミングバード...わたしゃ気づきもしなかったよ。

こんな凝ったものを一日で作ってしまうなんて、すごいよ鳥さん。




というか、これ、どうしたらいいんだろう。このまま水やりしちゃっていいのかなあ。



悩んだあげく、
巣に水がかからないよう、ちょろちょろちょろ。。。と水をやる。




それからこの3日間、気になって何度もプラントのほうへ目をやるが

ハミングバードの姿は一度も見られなかった。


人間の気配を感じて、巣を放棄しちゃったのかもなあ〜とあきらめていたら



なんと、今朝になって。。。






 た・ま・ご !!




ビックリ ビックリ ビックリ 



いつのまに、、、パパママの姿は一度もお見かけしてないぞ




うちの小さなバルコニーに舞い降りた この小さな命

なんだか神々しくて、
しばらく見とれた



でも、さて
ここからどうしたらいいものか。。。


プラントはあきらめて枯らす覚悟で、水やりを止めるべきか

それとも今まで通り「ちょろちょろ」したほうがいいのか



何かアドバイスいただけたら、ありがたいです〜。










  
Posted by レニア at 16:09Comments(4)小さな幸せ

たちどまる時

2012年06月21日

今年はじめての「シソ」を手に入れました。



シソの葉は 普通のスーパーには売ってません。
ダウンタウンにある「宇和島屋」という日本食専門スーパーまで
行かないといけません。

なので夏になるとこうして苗を買ってきて
育てながら料理に使います。

シソの葉の香りに
なぜかいつも 子供のころの夏休みを思い出す私。
小学生のころ家の庭にわんさか生えていたのを
ラジオ体操からもどった私と妹に 母がよく「シソ取ってきて〜」と頼んだものでした。


今でも田舎のほうでは
シソって普通に庭に生えてるものなのかな...。




この日は梅肉といっしょにチキンで巻きました。



マイケルは梅干しを食べないので、彼が家にいたころは作れなかった一品ですが
夫は梅干し自体が大好物。
「美味しい!!」とばくばく食べてくれたので、夏の定番ディッシュになりそうです。

梅干しもお店で買うと めちゃめちゃ高いのですが
うちはラッキーにも鹿児島の母が送ってくれる自家製梅干しがわんさかあるので
可能な一品でした。




期末試験の採点も終わり、学期が終了して
仕事はしばしお休み〜。

私が家で仕事してない状態で、こんなに夫と家にいて時間を過ごしたのはいつぶりだろう?っていうぐらい
2人でのんびりしています。

夫はMRIの結果「半月板損傷」と診断され、近々手術の予定。



なんだか
一緒になってから2人でずっと走り続けてきた気がするので

ケガをしたのは可哀想だったけど、夫にも実はまとまった休みが必要だったのかなと
仕事のこと、子供のこと、その他もろもろのことが
やっと一段落してきた気がする今
ちょっと息継ぎ。。。こうやって2人でたちどまる時間も必要だったのかなと


そんな事を考えながら
つかの間のゆっくり流れる時間を、相方と共有しています。




誕生日に毎年 徳島のお友達がたくさん本を送ってきてくれます。
そのうちの一冊をいま読んでいます。




「ダンシャリ」? ということばが、少しまえに日本で流行ったと聞きました。

その時はイマイチ意味がのみこめなかったんだけど
この本に書いてあるのはそういうことかな?

使わないものはどんどん捨てる
物への執着を捨てることで、エネルギーが湧いてくる
そして、こころが自由になる

なるほど〜〜。。。と
うなずきながら読んでいます。


この夏は、走ってばかりいないで

少したちどまって

自分の周りを見回して



私も、長年抱えてきたガラクタを
少しずつ捨てていかなければと 思っています。



  
Posted by レニア at 08:28Comments(2)小さな幸せ

ブルームーン

2012年06月06日

金星が日面通過するのって
105年に一回なんだってさ



帰宅した私を出迎えて、相方が言った。



歴史的な金星の日面通過が起こっていると聞いていながら
本日のシアトルは、生憎の雨。
たぶん晴れていても、日中それを覚えていて
空を見上げる余裕はなくて

家に戻ってから「あ〜そういえば」。。。


夫:このサイトに行ったら、中継で見られるよ




帰宅して、まずは一息。
冷蔵庫からビール1本取り出し、ソファに腰掛け、ふ〜っと深呼吸。
仕事から持ち帰ったノートパソコンを ごそごそとカバンから取り出し
夫が教えてくれたウェブサイトに早速行ってみたら

愛の惑星「ヴィーナス」は、そろそろ太陽のはしっこ
黒い小さな点になって
日面通過を終えようとしている頃だった

なぜか太陽は、青く映し出されていた。

「ブルームーン」ならぬ
「ブルーサン」ですねえ。


金星の日面通過が、つぎに起こるのは105年後。

じゃあ、次の日面通過のときは、私らもう生きてないね

と言ったら

You never know. We might be watching it somewhere in our next life time.

と夫は言った。



今日で今学期の授業はすべて終了。

あとは、明日から80人の学生ひとりひとりに会って
会話の試験を3日間かけてやる。

そして来週の月火、2日間かけて筆記の期末試験。
その採点を終えれば...夏休みだ!



今学期受け持った「日本語3」の学生達


授業の終わりに学生の一人が

「先生、みんなで写真撮ろう!」と言い出し

となりの教室から全く関係ない学生をカメラマンとして拝借し
彼のケータイで撮った一枚。

漢字が特に難しくなる3学期目のクラスで
めずらしく脱落する学生が一人もおらず、
最後までとてもよく頑張ってくれたクラスだった。


その写真を眺めながら
一日の終わりに、こうしてビールを一本飲んでホッとしている
この至福のとき。

宿題の添削や、翌日の授業の準備に追われなくていい夜。

空腹のお腹から
フワ〜っとわき上がって来る充実感。



普段とは、やはり安堵感が違う。


昨日のブログに書いたように
「愛情と感謝はなるべく言葉にしよう」と


今学期もおかげさまで無事に乗り越えられそうだよ。
Thank you so much for your support...



と言いかけて、
夫を見ると

ソファでとなりに座っていた夫は
いつの間にやら
こっくりこっくり。。。


彼も 疲れているのだ。




今日は、私のほうがずっと遅くに帰宅する日だったので
昨日のうちに好物のタイカレーを作っておいて「夕食は先に食べてて」と言ってあったのだが
夫はそれにも手をつけてなかった。

たぶん、待っててくれたのだろうな。







Once in a blue moon






私みたいに こんなに恵まれたやつは

おそらく
そうはいないでしょう。









  
Posted by レニア at 16:23Comments(6)小さな幸せ

長年の謎

2012年05月06日

こちらの記事は、「シアトル日記」新サイトに移しました。











  
Posted by レニア at 20:47Comments(6)小さな幸せ

無事だったね

2012年04月08日

うちの中庭には、ちっちゃな隣人が住んでいる。

最後にこの子を見たのは、雪が降り始めたとき。
うっすらと雪の積もり始めたパーキングを、ぴょんぴょんと跳ねながら走ってゆくのが見えた。
その小さな姿を遠目に見ながら、
どうか無事に冬を乗りこえてくれよ〜と思ったものだった。

4月に入ってようやく春らしい陽気になってきたシアトル。

昨日夫に「ほら」とうながされて、窓の外をのぞくと、、、




うふふ、久しぶり。
ちっちゃいおまえ、無事だったんだね。
よかった。



春のおとずれを告げるメッセンジャーは
なんとも可愛らしいポーズで、一心不乱にお食事中でした。


どんなに寒い冬もかならず春を迎える。
どんなに暗い夜もかならず朝を迎える。

なにひとつ留まらず、すべては巡ってゆく。

宇宙の神秘。

あの子の小さな体でさえ
それを体現している。
そんなことを感じた、一瞬でした。

  
Posted by レニア at 07:00Comments(0)小さな幸せ

あれがある、これもある

2011年12月25日

キキ〜!!!!  ガーン

...と、リビングの方から夫の声がする。

あ〜、、、またキキがなにかやらかしたなと行ってみると



やられた。。。



バラの花は容赦なく、むしゃむしゃやってしまうやつ
まさかポインセチアまで
食いおったか。

こちらの声色で「やばい!」というのがすぐに分かるらしく
逃げ足は天下一品

ダーッ!!!と走り去り、普段ならベッドの下にもぐりこむのだが

ツリーを出してからは
ここがやつの逃げ場所





この子と暮らすようになってから、ネコにも性格があると初めて知った。

ちなみにうちのは、ひとり(一匹?)でいられない。
私も夫も不在のときはマイケルに
私が不在のときは夫にくっついて回る

私が家にいるときは、トイレの中まで後追いしてくる。

夫は
おそらくキキは前の飼い主に置いてきぼりか何かされて、
その時の気持ちを覚えているのだろうと言う。


「キキ」という名前は夫がつけた。

理由を尋ねても「どうしてかわからない」と言う。


アニメ『魔女の宅急便』のキキのように
うちのキキ(男の子ですが)も、たくさんのJOYをデリバリーしてくれたように思う。




イブの日の、恒例行事
プレゼントのラッピングも全て終わり、ツリーの下もにぎやかに。

あとは、クリスマスの朝を待つばかり


鹿児島の妹から

「今年はサンタも不景気だから、あまり大した物はあげられなかった」

とメールが来た。

「アメリカのサンタも、不景気だよ」

と返事をした。




京都の龍安寺というお寺に、こんな言葉が刻まれたつくばいがあるそう。

吾唯足知 (われ ただ たるを しる)


「あれが無い、これも無い」
と数えると不幸せになる

「あれがある、これもある」
と数えると幸せになる



世界中の人が

大切なものをひとつひとつ数えて

幸せな気持ちでクリスマスを迎えていますように。。。








  
Posted by レニア at 17:46Comments(0)小さな幸せ

真夜中の卵焼き

2011年12月23日

今夜、マイケルはデート
主人はとっくに出勤

私はひとり飲みながら、デスクで仕事(来学期の準備)をしていたが
なんだか、みょ〜にダシ巻き卵が食べたくなって

こんな真夜中にひとり、卵焼き


ホントは「タコわさ」なんかも食べたい。
あ〜、日本の居酒屋に行きたい。



もう、仕事もやめやめ


YouTubeで、ドラマ「家政婦のミタ」を見ている。

友達に「絶対見て!!」と薦められて
主演が大好きな松嶋菜々子さんなので、
昨日から見始めたが

まだ3話しか見てませんが、、、




すごいですね、このドラマ。



英語字幕があったら、ぜひ夫にも見せたいです。


  
Posted by レニア at 20:38Comments(6)小さな幸せ

幸せだなあ〜

2011年08月03日

ふと、見上げた空が

こんなだったりすると...



思わず、声が出ますよね。

あ〜、幸せだなあ〜〜


晴天が続いているシアトル。


レストランもテラスの空間を開放しています。



実は、1ヶ月ほどまえから
腰をやられてしまった、ワタシ。

職業病でしょうかね。

教えてる間はずっと立ちっぱなし
デスクワークしてるときは何時間も座りっぱなし

おそらく
運動不足+老化も
要因だとは思いますが

とうとう、痛みで立っているのもシンドくなったので

ここ一ヶ月は
Chiropractic (カイロプラクティック、略して「カイロ」)
通っています。

カイロって日本語で何て言うのかなあ〜、「整体」???

辞書で調べたら
「脊柱(せきちゅう)指圧療法」とありましたが。。。

こんなベッドの上で



骨を

ボキボキボキっと
やられます。

仕事帰り、週に三日は通ってます。

友達にススメられて行き始めて
はじめは正直言って「どんなん〜〜??」って感じだったけど

これが、通ううちに

私を悩ませていた腰痛を
見事にすっきりと、取り除いてくれました!!

数年ぶりに、朝起き上がったとき

あたたたた、、、、

と言わなくていい体を手に入れて

健康ってすばらしい。

痛みに悩まなくていいって

幸せだなあ〜〜と


ここでも
思ってしまいます。




さて、世の中の「教師」と言われる方々は
すでに夏休みに入っている8月ですが

私はSummer Quarter (夏期講習)を教えているので
相変わらず仕事。。。(はい、貧乏暇なし...笑)

でも、通常学期に比べるとずっと早く帰宅できるし

まだ明るいうちにバルコニーに座る時間も持てて


あ!バジルに花が咲いてる!


そんな小さな発見にも

幸せだなあ〜〜


マイケルは2週間前にとうとう運転免許を手にして
自分で車を運転してあちこち行くようになりました。

こうなると
やっぱ心配

「事故しないかなー」とか。


だから

こうして家族全員無事に家に帰り着いて

何事もなく、一日を終えられた今日に、感謝です。



夏野菜が美味しい季節になりました。

オクラ(英語でも 「Okra」)


にがごり(レイシ)(英語で「bitter melon」)



ハワイにいた頃は
一年中手に入ったオクラとにがごりですが
ここシアトルでは、夏の間ほんの数ヶ月しか
お目にかかれません。

なので、食べられる時に食べようと(好物なので)
お買い物行くたびに、買ってしまいます。

残念ながら、夫とマイケルは
オクラのネバネバがダメみたいですが...苦笑


みなさんは、今日どんな一日でしたか?




  
Posted by レニア at 15:04Comments(2)小さな幸せ

Happy 4th!

2011年07月06日

Happy 4th of July!

"7月4日(独立記念日)おめでとう!"


昨日アメリカは Independence Day(独立記念日)
祭日だった。

独立記念日と聞いて、頭にうかぶのは

1.花火
2.バーベキュー
3.パレード


でしょうか。

すっかりお祭り化してしまった感のある祭日だが

この日は、アメリカがイギリスの統治下から独立した
記念すべき日なのだ。




さて、おかげさまで、ケガもすっかり良くなった夫。


昨日はうちも伝統(?)に従い
バーベキューをした。
肉大大〜好きのマイケルが、バーベキューにするとたいそう喜ぶ。
私は年のせいか、お肉はもう体があまり欲さないようで
トウモロコシとかソーセージとかつまんでるだけで、なんかお腹いっぱい。。。


そして、飲む。

私はこれ。


夫は相変わらず、これ。


彼はこの Bud Light に、レモン果汁を少し入れて飲むのがお気に入りだ。





私:ね、ところでアメリカが独立したのって 何年のこと?

と聞くと

夫:1776年だよ。


即答できるところが、アメリカ人。。。



ん?
とういうことは

2011年ー1776年で...


え?アメリカ合衆国って
まだ、たったの235歳なの??





わっかい国やな〜〜
Your country is sooo young!

(思わず声に出てしもた)





夫:じゃあ、日本ってどのぐらい古いの?


私:え? ん〜〜とね、、、。 


ここで即答できない日本人のワタシ。



(縄文時代って、紀元前1万年以上まえだよね、、、でもあれを国の始まりと見なせるか?)

(弥生時代には農耕文化が確立と習ったけど、でも国家は。。。)

(卑弥呼さんやら統治国家がようやく出て来たのは、、、2世紀位?3世紀?)



...どこが日本の始まりなんだろう。


実はよく知らない、自分の国のこと。
海外に住んでいると、そう痛感することしきりです。





  
Posted by レニア at 18:27Comments(4)小さな幸せ