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Posted by チェスト at

春よ

2011年03月23日

今日、大学のキャンパスで
数ヶ月ぶりに、こやつを見かけた。


この子たちが、チョロチョロ歩きはじめたということは



なのですね。


2月の下旬まで雪雪がふったシアトルだが

ふと見上げると

いつの間に、緑に混じって、さりげにピンク色。。。


あそこにも





日本では、21日(月)が「春分の日」の祝日だったはず。

いっぽう時差がある(20時間遅い)こちら側では

20日(日)が "1st Day of Spring" だった。
(アメリカでは祝日ではありません)。


今週、うちの学校は Final Exam Week (期末試験週間)。
今日も1クラスに試験をさせて、ホッと一息。
家路につこうとしていた時に
春の気配にふと気づいた私。

今年の冬は、色んな意味で
本当に本当に長かった。

日本では、まだまだ続く「冬」を
じっと耐え忍んでいる方が、何十万人といるのだろう。


春よ。

待ちわびる全ての人に
どうぞ暖かい風を、運んで。

  
Posted by レニア at 16:42Comments(4)

Pray for Japan

2011年03月20日

We should do something to support JAPAN!!

アメリカの片隅にある小さな大学で
日本の被災者を助けたい一心で
大学生たちが、立ち上がった。

義援金を募るために
一昨日うちの大学で行われたイベント。

ランチタイムで混み混みになる時間を狙って
カフェテリア(学食)を利用しておこなった。



さまざまな学生のorganization(サークル団体)が、それぞれにブースを立ち上げ
各々アイデアを生かして、学生、そして先生たちから募金を集めた。


日本の物を売って、お金を集めた
「さくらクラブ」(日本に興味がある学生のサークル)


この前日、品物の番号付けなどを私も手伝った。
集まった品物は、全て個人からの寄付。

和紙で出来た人形
箸おき
和食器
着物の生地で出来たコースター
竹細工のバッグ
色紙に描かれた水彩画
扇子
風鈴
まねきネコ ... etc.

急な呼びかけだったにも関わらず
本当に色んな品物が数日のうちに集まった。

その60点以上あった商品が、当日は飛ぶように売れたらしく
私が駆けつけた時には、もうほんの数点しか残っていなかった。






こちらは日本人留学生を中心としたグループ

うちの大学には、140人もの日本人学生が留学している。

そのグループは、義援金に協力してくれた人に
ひとつずつこの「折り鶴」を手渡し



その鶴に、被災者への励ましの「メッセージ」を書いてもらい
それを全部まとめて、日本へ送るのだという。


その他にも

日本とは全く関係のないサークルの学生たちが
カップケーキを売ったり
「Pray For Japan」のステッカー、または
バッジを売ったりして
義援金を集めていた。






そして最後に
集まってくれた人たち皆への感謝の気持ちをこめて

カフェテリアの舞台で

ソーラン節 

を元気よく踊ってくれた「さくらクラブ」の一団。

はい、そうです。
ドラマ「金八先生」で卒業式のあと
生徒たちが河原で踊った、あの

あ〜、どっこいしょー、どっこいしょー ♪
ソーラン、ソーラン ♪


てやつです。
もちろん、マントも手作り。



みんな、かっこ良かったよ!!



そして、その日の夕方
こんなメールが大学全体に送られて来た。

"The students, staff and faculty from various departments raised $ 5,416.25 for the Japan Fund so far today!!!"

たった一日、しかも3時間のみのイベントで
5000ドル以上の募金が集まったのです!!


被災地の甚大な被害を思うと、微々たる額かもしれない。

でも
この中には、遠く離れた被災地の人たちへ寄せる
アメリカの若者たちからの熱い思いと
深い深い、人間愛が詰まっています。

こんな小さな行為でも、遠くで傷ついている誰かを
元気づけてあげることが出来るかもしれない。。。
学生たちは、そう信じて
一生懸命募金を呼びかけました。
心をこめて、折り鶴にメッセージを書きました。

みんな、心をひとつに
応援しています。

被災地の皆さん、
どうか希望を捨てずに
明日を信じて
がんばってください!

  
Posted by レニア at 14:38Comments(6)日本

シアトルより、日本へエール!

2011年03月16日

今夜、ここシアトルに本拠を置くプロサッカーのチーム
Sounders(サウンダーズ)のシーズン初戦があった。

試合開始前、観客席にこんな光景が。。。



シアトル、サウンダーズのファンから、日本へ
「がんばれ!」 のエール。

スタジアム前では、チームとアメリカ赤十字(Red Cross)が共同で
日本のための募金活動を行った。
なんと、ワシントン州知事も助っ人に駆けつけたのだとか。

結果、$22,000(約200万円)の義援金が集まったという。



うちの大学でも、明日から
学生が中心になって
被災地をサポートするための募金イベントを計画している。

太平洋のこっち側にいる、私たち。

それでも、何かしたくて
自分たちに出来ることを
やろうと思っています。
  

Posted by レニア at 19:53Comments(4)日本

日本人って、すごい

2011年03月14日

今回の大惨事の中、携帯もメールも使えないときに
Twitterがその強さを発揮したそうです。

シアトルの友人がこんなものを送ってきてくれました。
https://docs.google.com/document/pub?id=1UmFXi9xxYkZcNLIC-q4RsdrbhCDk8PisESXoxlGmRCY

涙なしには、読めませんでした。。。



みんな心が折れそうな時に
たくさんの人が、Tweetメッセージを通して励まされたそうです。

いくつかシェアさせてください。

「バスが全然来ない中、ある人がバス停の前にある薬局でカイロを買ってきて、並んで待ってる人みんなに配った!」

「ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が『寒いから敷け』って段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるのに。あたたかいです。」

「ドイツ人の友達が地震が起きた時に渋谷に居て、パニックになっていたところを日本人に助けてもらったらしく、その時の毅然とした日本人の態度や、足並み乱さずに店の外に出てやるべきことを淡々とこなす姿にひどく感動し、まるでアーミーのようだったと言っていた。」

「タクシー運ちゃんと電車駅員さんとおばさんと話したけど、みんな遅くまで帰れなかったりしてすごく疲れているのに、苛立つ事なく、言葉遣いもふるまいも丁寧で、逆に気遣われてしまった。『みんな大変だから』という"みんな"って意識があることに感動するし、私も受け継いで大事にしたい文化。」

「昨日、歩いて帰ろうって決めて甲州街道を西へ向かっていて夜の21時くらいなのに、ビルの前で会社をトイレと休憩所として解放してる所があった。社員さんが大声で、その旨を歩く人に伝えていた。感動して泣きそうになった。いや、昨日は緊張してて泣けなかったけど、今思い出して泣いている。」

裏の家の高1になるお兄ちゃんに感動した。 家に1人で居たらしく、地震後すぐ自転車で飛び出し近所をひと回り。 【大丈夫ですか―――!?】と道路に逃げてきた人達にひたすら声掛けてた。あの時間には、老人や母子しか居なかったから、声掛けてくれただけでもホッとしたよ。 ありがとう。」




日本人って、すごい。


この3日間、ずっと日本の報道から目が離せなかったけれど
災害後の、どのチャンネルの、どの映像を見ても
この混乱のなか
パニクる人も
ヒステリックになる人もいなければ
ぶち切れて「ワーーーーッ!!!」と大声出して、泣き叫ぶ人もおらず
我先にと、人を押し倒して物資を独り占めする人もいない。

避難所では、どこでも混乱は見られず
みんなきちんと列をなして、待っている。

恐怖や不安や疲労を抱えながら
みんな、じっと
ただじっと
ただ静かに
耐えている。

そして
「大変なのは自分だけじゃない」
こんな時であっても
周りの人を気遣う、心がある。

すごいことです。

これだけの大惨事のあと
ここまで整然といられる国は
他にないのではないだろうか。

日本の底力を見た思いです。


こんな遠くに住んでいて
祈ることと
募金ぐらいしかできない私。

無力です。


でも、こうした日本人の姿を見て
逆に励まされた気持ちです。


これ以上被害が広がりませんように
無念にも亡くなられた多くの方が、どうか安らかに眠れますように
家族とはぐれた人たちが、一日も早く再会できますように
避難生活を強いられてる人々が、寒さやひもじい思いをしませんように

そして

全員の方が、安心できる普通の生活に
一日も早く、もどっていかれますように。。。


がんばって、日本。  

Posted by レニア at 15:23Comments(2)日本

がんばって、日本!

2011年03月12日

昨夜、11時ごろ。

仕事から帰宅して食事も済ませ、デスクでメールのチェックなどしていると
突然、リビングから大声で私を呼ぶ、夫の声。

Sweetie, it's JAPAN!!

その尋常じゃない声に何事かと行くと
テレビの映像に釘付けの夫。

思わず、自分の目を疑った私。

まさにその瞬間
あの恐ろしい津波が
岩手の街を丸呑みしていく様が
CNNの中継で流れていたのです。。。

なに?なに?
何が起こってるの???



そこからは、もうノンストップで

日本の家族、友人
加えて
ハワイの友人に

電話&メールしまくりの、夜。。。

今朝になってようやく、全員と連絡がとれ
ホッと胸を撫でおろした私でした。

こちらの友人、または学生からは

「ニュース見たよ!!日本のご家族は、無事???」

と多く心配のメール&電話をもらった。

アメリカでも、ずっとトップニュースでやっている。


ここシアトルでは、今日になって「TV JAPAN」という
有料の日本語チャンネル(うちでは入れてなかった)が
今日から一週間無料で一般に解放になり
おかげで家のテレビで、生のNHKが見れるように。

今日は、一日中
テレビではNHKとCNN
パソコンではUstreamで民放のニュースを流しっぱなし

家にいても他のことは何も手につかず、、、


今、こちらは夜中の2時。
日本は夜の7時を過ぎたところだ。

日が暮れて、被災地の方々は暗闇と寒さの中
どんなにか辛い思いをしているだろう。

メディアを通して送られてくる映像を見てハラハラ、胸を痛めるだけで
何もできない、、、
この無力さよ。

何も言えない。

ただ、「がんばって」
それしか言えない。


今日の午後、福島の原発で起こった爆発。
それに関する記者会見を、つい先ほどNHKで見てたのだけど

こちらでは普通に流れている、爆発の瞬間の映像が↓
http://www.bbc.co.uk/news/world/asia_pacific/

日本のメディアからは、まだ流されていない。

それが、とっても気になります。。。

日本政府、どうか
正確な情報を発信して、迅速に対応してほしい。

人の命が、かかってます。

たくさんのたくさんの人の、命です。
  

Posted by レニア at 19:10Comments(4)日本

子供がいる夫婦

2011年03月05日

"The best thing a father can do for his children is to love their mother"

父親が子供にしてやれる最高の行為は
その子の母親を愛することだ。


深夜、仕事の合間にふと手に取ってパラパラとめくってみた本の中に
この一節を見つけた。




夫と夫婦になる、

マイケルと家族になる、

同時にやってきてしまった、私の結婚。


両方きちんとやれているのか、はたまた両方ともおろそかになっているのか
分からないことが多くて
こと、マイケルに関しては心配事も尽きない。迷いもしきり。


ブログってすごい。

例えば、マイケルのことでずっと心にあったことをタラタラと書いてみたら
それを遠くに住む誰かが読んで
そのしょうもないつぶやきに対して、聡明な答えを返してくれたりする。

そのうちの1人が、親愛なる友「樹さん」
彼女は高校の同級生。そして二人の男の子のお母さん。

私のつぶやきを、自身のブログでもっともっと深いレベルに掘り下げて語ってくれた。



教育の根本は「夫婦の絆」

という彼女の言葉は
直球でハートにきました。


そして今夜、たまたま開いたページで目にとまったこの一節。(以下抜粋)

父親が子供にしてやれる最高の行為は、その子の母親を愛することだ。

もちろんこれは女性にも当てはまる。

母親が子供にしてやれる最高の行為は、その子の父親を愛することだ。

子供たちにとってこの世で一番大切なふたりの人間が愛し合う姿を見ることは
すばらしい人生のお手本ではないだろうか。
愛の実践を見ているのだから。
それが子供たちの無意識に刻まれて、将来結婚した時に適用される。

愛し合い慈しみ合うことは、あらゆる夫婦関係の基本と言えるが
特に子供がいる夫婦にとってはそうだ。
それが子供たちによって次世代に引き継がれてゆく。

世界中の子供たちが、おたがいに愛し合い慈しみ合う両親に育てられたとしたら、
この世はどんなに素晴らしい世の中になるだろうか。



夫と結婚をするまで、私は
relationshipというのは 純粋にただ「わたし」と「あなた」のことだと思っていた。

でも、その「わたし」と「あなた」の有り様が
自分たち以外の誰かにも大きな影響を与えるという、この真実。



私と相方の、夫婦としての日々のやりとりを
私たちがお互いにどう接するかを
意見の不一致が生じた時、それをどう乗り越えてゆくかを
マイケルはいつも見ている。
そして、それは彼の無意識に刻まれてゆく。。。


その責任の重大さに、ちょっと愕然とした感あり。
と同時に
夫婦円満であれば、とりあえず子どもは大丈夫なんだと
ちょっとホッとした感あり。。。



子どもを大切に思うことは、その子の親を大切に思うこと。

愛って
どこまでもつながっているんだなあ。

  

Posted by レニア at 08:16Comments(2)子供