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Posted by チェスト at

婚約

2012年08月27日

わかいカップルが婚約した。

といってもうちのマイケルではない。
甥っ子のネイソンだ。

夫の兄夫婦の長男で、まだ21歳。

「ネイソンがプロポーズしたのよ!」と義姉から連絡が来た時はビックリしたが

お相手のアンジェリーナとは
高校時代からもう4年もつき合っているし
彼女も感謝祭やクリスマスと、家族の集まりごとには必ず兄夫婦の家に来るようになってたから
ネイソンもそろそろだと決断したんだろうな。



昨日の土曜日、兄夫婦宅のバックヤードで
ふたりの婚約を祝うBBQパーティが行われた。




マイケルに

ネイソンの婚約パーティが、ウイリーおじさんの家であるよ。来られる?

とメールしたら

今日は仕事だから行けない。よろしく言ってて。

ということだったので
夫と二人で行ってきた。



お天気も良く、気温も27度ぐらいだった昨日は
BBQパーティにはもってこいの日だった。





甥っ子のネイソンと、その婚約者アンジェリーナ。





何とも若くて初々しいカップル。。。

見ているだけで、ほのぼのとこちらまで幸せな気分にさせられる。


同時に

「自分にもあんな時代があったなあ。。。」 なんて

ちょっと羨ましくも感じたり。



ネイソンに「結婚式の日取りとかどうするの?」と聞いたら

今のところ、婚約期間は2年と考えていて
さ来年の夏ごろにお式ができたらと思っている、とのことだった。


ちょうど家に日本のご祝儀袋があったので
それにちょっとだけお祝いを包んで持って行ったら

Wow, this is so pretty !!

と、中身よりも
祝儀袋のほうをエラく喜んでくれたアンジェリーナ。 笑
 
特に水引が珍しかったようだ。

「これは鶴でね、日本では幸せと長寿のシンボルなんだよ」 と説明してあげた。



きっとこれから2年間の婚約期間にも、色々なことがあると思うけれど
どうか二人で力を合わせて、一つ一つ乗り越えていってほしい。


おめでとう、ネイソン! そしてアンジェリーナ!




帰宅してから夫が可愛らしい写真を見せてくれた。

姪っ子甥っ子、みんなが小さかったころの写真だ。




"F" が 今回婚約したネイソン。面影残ってるな〜。

さて、マイケルはどれでしょう? 笑



私: 21歳で婚約か〜、若いよね〜。ネイソンも思い切ったなあ。

夫: んー、人によるんじゃない。俺がネイソンの年の時にはもうマイケルがいたし。

私: そうか。でもマイケルが21歳でもう伴侶を決めてて子供もいるとか、、、想像できる??

夫: ...できない。



親としては、自分がした苦労はやはり子供にはしてほしくないという気持ちが強いらしく

マイケルには 結婚したり子供を持ったりする前に
もっと大人として成熟し自分の足場を固める時間をしっかりとってほしいと
夫は願っているらしい。


そのマイケル、もう3週間ちかく顔を見てないが一体どうしているやら。。。



明日で、彼も
20歳になる。




  
Posted by レニア at 06:15Comments(4)

人の優しさ

2012年08月25日

今回の「キキ失踪事件」では

本当に何人もの人に 励ましやいたわりの言葉をいただいた。

日ごろ親しくしている友人やら、
遠くハワイや日本にいる長年の友人、そして家族。

今では自立めざして家を出て、お金が足りなくなった時ぐらいにしかメールしてこない(笑)マイケルでさえ、心配して連絡をくれたほどだ。

おそらく忙しくてメール&電話はできなくても
きっと気にかけていてくれた友人はもっといたのではないかなと思う。


そうした友人家族だけでなく
全く見ず知らずの会ったことさえない方たちからさえ、今回はたくさんの優しさをいただいた。
もちろん、このブログ上でだ。

面識のない私とキキのことを心配して、コメントを残して下さったり
わざわざメールを下さったり

そして「見つかりました!」と載せれば

「よかったですね!」「実はずっと気になってて毎日ブログのぞいてました」と言って下さる方たちがいて

ビックリしたのと同時に
世の中には なんて心優しい人が多いのだろうと... 

感動でした。


きっとそういう人たちの思いやりが強い念となって、キキを私たちの元に戻してくれたのだと思わざるを得ない。


改めてお礼を言わせてください。

本当に、どうもありがとうございました。




そして今日
日本にいるある方からまた優しさの贈り物が、私たち夫婦のもとに届いた。




このブログ上で知り合って、時々コメントを残してくれる鹿児島在住の hanonさん。
もちろん、お会いした事は一度もない。
その彼女から なんと小包が届いたのだ!

hanonさん、どうもありがとうございました〜〜。




彼女からは 実は数ヶ月前にメールが来た。

お友達でデザイナーをされている方が、枕崎のある水産加工会社の「お中元パンプレット」を手がけてらっしゃるとのこと。
そのパンフレットに載せる「幸せ写真」を 
よかったら何か提供していただけないでしょうかということだった。

お易い御用と、数枚をメールで送った(どの写真を送ったかはすっかり忘れていたのですが)

そのお中元パンフレットが出来上がったと
わざわざ鹿児島から送ってきて下さったのだ!


中を開くと、ほのぼの「幸せ写真」が満載。



そして私が提供したのは。。。

おお〜、そうだった。
春期キャンプにアリゾナで、川崎選手にサインボールもらってニヤついてる一枚

そして

酔くろって(酔っぱらって)キキとゴロ寝してる一枚だった(笑)!



そして。。。 



夫に「ほら」と見せたら


Holy smokes! Did you send this to her??
(うぎゃ〜〜!これ送ったの??)


はい、すんません。 送りました。笑

今年のバレンタインに夫がくれた
「うゆこ」もとい「ゆうこ」の カードの写真だ。
http://hanayu0413.chesuto.jp/d2012-02-16.html



夫: これ...だれが見るの?

私: 商品を注文してくださる、全国にいる顧客の方が見るんだって。

夫: えぇ〜、恥ずかしいなあ。。。



なーんて赤面しながら、

ちょっと(いやかなり)嬉しそうな相方。 




こちらの会社、枕崎にある「まるた屋」さんというのだそうです。
http://www.maruta8.com/syohin.html


鰹節で有名な枕崎。
パンフレットには「かつおみそ」はじめ、美味しそうな商品がずらりと並んでいた。
そしてその中から、まるた屋さん特製「和風だし」が粗品として同封されていた。



ここアメリカでは滅多に手に入らない高級だしの素。ものすっごく嬉しい〜〜〜!!





これだけじゃない。

hanonさんはこの他にも懐かしい日本(鹿児島)の品を送ってくださった。
懐かしい「山形屋」の包装袋に入れて。


「西郷せんべい」には、hanonさん手書きで

わっぜよか写真を、あいがとさげもした〜!

の文字。うふふ。




私は「写真を提供した」といっても
メールにちょちょちょと添付して送っただけ。


それなのにhanonさんは、これらの品々をパッキングして
わざわざ郵便局に足を運び
しかも日本からの高い郵送料を払って
これを送ってくださった。


くどいようだが「会ったこともない」私たちのためにだ。


その優しさ、心遣いに

ただただじ〜んと。。。感動。。。



ホントに世の中には

なんて心優しい人がいるのだろう。





ネットが普及して、生身の人間と人間のつながりが希薄になったという声も聞かれるが

逆にこうしてネットのおかげで

普通なら知り合えないであろう遠くに住む人と
心温まるやり取りができるのも事実だ。


出会いは人生の醍醐味

人の優しさは心を潤す水のよう。


ここ数日、心がうるうるうるうる潤って



しあわせいっぱいの私でございます。






  
Posted by レニア at 12:20Comments(2)心がほっこり。。。

帰ってきた!

2012年08月23日

ウソみたいです。

キキが 帰ってきました!!


この5日間、探せど探せど見つからなかったのに

昨日の夜中のことです。






昨日は夫と夕方から出かけ、マンションに帰り着いた時点ですでに11時。

でも駐車場に車を停めるまえに、ダメもとと分かっていながらも
窓を開けて「キキ〜、キキ〜」と呼びかけながら
マンション敷地内をぐるりと回りました。

全く反応なし。ガックリしながら車を停めて、そして帰宅。


寝る前に洗濯物をたたんだり、ゴミ出しをしていた私。

着替えをしている夫を手伝おうとベッドルームへ行くと、上半身はだかのまんまの相方が
開け放たれた窓から外に向かって

「キキ?キキ?」と呼びかけている。


私:え、何?? どうしたの?

夫:暗くて全く見えないんだけど、ミャウミャウ言ってる子がいる。外に見に行ってくれる?



その言葉を聞いてパジャマ姿のまま飛び出し、1階まで駆け下りた私。



確かに。。。ネコの鳴き声が聞こえる。。。でも何かドスの利いた唸るような鳴き方だ。
キキの声じゃないみたい。野良じゃないだろうか?と思いながらも

「キキ?キキ?」と名前を呼んでみると


ミギャウ〜。。。ニャオニャオニャオ〜!


えらい剣幕で怒ったように鳴きながら

暗闇から現れたのは、、、キキだった!!!


キキーー!!


私の姿を見るなり走りよってきたキキ。

信じられない思いであの子を抱き上げた。

うわ〜、キキだ、キキだ、キキだ〜!!!

この間もキキは 「ニャウ〜ミギャ〜ミャウミヤウ!!フーッ、フーッ!」と興奮した様子で鳴きどおしだった。




腕の中にあの子の温もりを感じた。
もう二度と抱けないだろうと思っていた子。 涙が流れた。

実は半ば諦めかけていた。
まさかホントにまた会えるなんて、、、夢みたい。夢みたいだ。
神様ありがとうございます!!


玄関先まで戻ると、夫も足をひきずりながら外に出て来ていた。

キキ〜〜!!おまえ何処行ってたんだあ〜!?探したんだぞー!




夫曰く

おそらく敷地内を廻っていた時に、キキは自分の名を呼ぶ私の声を聞きつけて後をついてきたのだろう。先ほどゴミ出しに外に出た私の姿も見たはずだ。
そして今度は寝室の窓ぎわに立った自分の姿を見つけて、ニャアニャア鳴き出したのだろうということだ。




キキは若干痩せた感はあるがケガは見当たらない。
室内に入ってからもしばらくは落ち着かない様子で、鳴き続けた。

早速好物のウェットフードを食べさせたが、ものすごい勢いで食べたかと思いきや
すぐに吐いてしまった。

He is traumatized...   夫はつぶやいた。

この5日間、どうやって外で生き延びてきたのか分からないが
ずいぶん緊張しているし、怯えている様子だった。
このへんには野良ネコ以外にも、リスやラクーンなどがいる。
外の世界の流儀を知らないキキは、
もしかしたら色んなもののテリトリーを侵害して、追いかけ回されて怖い思いをしたのかもしれない。

安全な場所に帰ってきたのだと本人が認識して落ち着くまでは
しばらく時間が必要だろうと夫は言った。








さて、この5日間の捜索のあいだに

実はうちでは家族が一人増えていた。

この子 ↓





夜中にキキの名を呼んで歩き回った時
いつの間にやらトコトコトコ。。。夫のあとをついて、とうとう家まできてしまったクロネコちゃんだ。
まだ生後2ヶ月ぐらいの子ねこだ。

夜中にこの界隈を歩き回るようになって初めて気づいたが
このへんにはもの凄くネコが多い。

昼間は全く姿を現さない彼らは、夜になるとどこからともなく集まってくる。

その中には、人間の姿を見たとたんサーッと走り去って逃げていく子もいるし
逆に「ニャーニャー」言いながらすりよってくる子がいた。

完全な野良と、
かつては人間に飼われて、そして捨てられた子の違いだろう。
このクロネコちゃんは明らかに後者だった。

この子の他にも2匹ほどが、夫の後をついてきた。
相方はなぜか? ネコに好かれるようだ。

でも階段を上ってとうとう玄関先までついてきたのは、このクロちゃんだけだった。女の子だ。
ドアを開けて「入る?」と聞いたら、すたすた中まで入ってきてちょこんと座った。


キキのことでひどく動揺している最中に
どうしようかと迷ったが、

どうかキキも同じように誰かに拾われて、優しくされていますようにと願って
私たちは私たちで、この子を優しく世話しようという結論に夫と至った。

この数日間、悲しみに押しつぶされそうだった私たちを
このクロネコちゃんが癒してくれたのは事実だった。





そして今ではキキも帰ってきてくれた!



予期せぬまさかの多頭飼い。

家に帰ってきたばかりのキキが 見知らぬこの子が家にいるのを見て余計にストレスが増えないように

1時間ほどキキと2人きりでベッドルームに入り、水入らずの時間を過ごした。

その間クロネコちゃんは夫に相手してもらっていたが

彼女どうしてもキキのことが気になるようで
閉めたドアの下から 

「ねえー何してるの〜〜、入れてよ〜〜」






にょきりと飛び出した、白い靴下をはいた足を
「何だろ〜?」とキキもしばらくは不思議そう〜に眺めていたが

そのうちベッドにいた私のところに上がってきて

スリスリ よりは
ゴン!ゴン! といった感じで

頭と体を私に押しつけた。

そうしてたっぶり甘える時間を過ごしたキキは、最後にはゴロゴロ喉をならしはじめ
私たちもようやくホッと胸をなでおろし。。。

4人(?)でやっと眠りについた時には、もう明け方の4時だった。




怒濤の5日間でした。
でも色んな方々に助言をもらったり励ましてもらったり
このブログ上でも皆さん温かいコメントをくださったり、、、

本当にありがとうございました。

夫と私そしてキキは、優しい人たちに囲まれて幸せです。





キキは、英語の Kitty Kitty で KiKi だったので

今度の新入りちゃんは

日本語の  で ここ(KOKO)

と名付けました。


今度こそ、もっと責任感のある飼い主として
この子たちの小さな命を守って
きちんとやっていこうと思います。








  
Posted by レニア at 15:18Comments(12)ねことの暮らし

キキがいない

2012年08月18日

ダーン!

とものすごい音がした。

昨日、真夜中過ぎのこと。

私はちょうどキッチンに、夫はリビングにいた。

しばらく家の中を ダダダダーッ!!といつもの如く走り回っていた
うちのネコ「キキ」が
どうやらダイニングルーム窓の 網戸に激突したらしい。

見ると 網戸が外れかかっている。

キキの姿はない。



「こら〜!キキ〜!!」

悪さをするといつもベッドの下に隠れるやつ。

今回もてっきりそこだろうと覗くと、あれ、いない。

ランドリーバスケットの中? いない。
私のデスクの下? いない。
クローゼットの中? いない。。。


私:キキがどこにもいないよ。
夫:そんなはずない。きっとどっかに隠れてるんだよ。


ふたりして家中を探すが、、、やはりいない。



まさか...激突した時、その外れかかった網戸の隙間から 
外に出たのでは???

私も夫も、キキが激突した瞬間は見ていない。走り去った姿も見ていないのだ。



うちはマンションの2階。窓の向こうは中庭と駐車場につながっている。
もし万が一、キキが外に出たとして
まだそんなに遠くには行っていないはず。
おそらくビックリしてどこかに怯えて隠れているはずだと、夫は言う。

私はこの時点でも、
キキは実は家の中のどこかに隠れているのだという望みを持っていた。


とりあえず暗闇の中を、キキの名を呼び呼び
2人して探した。

夫は手術後まだ完治してない足をひきずり、「だいじょうぶ」と言いつづけながら何時間も歩いて探した。

結局、私たちの捜索は
明け方4時まで続いた。


途中何度も家にもどり、その度に
「にゃあ〜」といつものように玄関先で、キキが私たちの帰りを待っていてくれるよう
そうであるよう、ドアを開けるたびに祈った。


でも、キキはどこにもいなかった。



ショックと捜索でグッタリ、、、ベッドに倒れ込み
今朝になって目覚めたとき
キキは本当に家の中にはいないのだということが確定した。

何故かというと、キキは毎朝必ず明け方になると
私たちが寝ているベッドにやってきて
私と夫のあいだに入って、一緒に川の字になって寝るからだ。

今朝目覚めた私たちのベッドに、キキの姿はなかった。

それが全てを物語っていた。


たかがネコごときにと思われるかもしれないが
胸が張り裂けそうに痛く
涙が溢れて溢れて止まらない。

まさかこんな形で、キキを失うことになるなんて。。。






今朝になってからフライヤーを作った。
夫がそれをあちこちに貼りに行ってくれた。




今日の昼間、そして夜になってからも
何度となく歩いて探しまわったが、

He is nowhere to be found... キキは見つからなかった。




キキが「迷い猫」として、ふら〜りと我が家にやってきてから
3年と4ヶ月。

甘えん坊で、トイレの中まで後追いしてくる子だった。

でも
辛い時には必ず側にいて、慰めてくれる子だった。
今までどれだけ助けられたか知れない。







ほんの3週間まえのキキ。

仕事している私のデスクにやってきて、モニターの前でお昼寝。

甘えん坊で
でもスイートなキキ。

I miss him so much... 今はまだ、こんな写真を見ただけで涙が出てくる。。。


キキに会いたい...うるうる




そのうちふらりと帰ってくると
まだ、希望を捨てずにいよう。





  
Posted by レニア at 14:08Comments(10)ねことの暮らし

どうして日本語勉強してるの?

2012年08月13日

日本はお盆休みのまっただなかでしょうか。

こちらシアトルはやっと夏期講習が終了し
今、期末試験の採点中です。


「日本語を勉強してる学生さんって、どんな理由で日本語を取ってるの?」

と聞かれることがよくあるのだけど

今回の期末試験で、設問のひとつとして実際に学生に聞いてみた。

ちょうど

どうして〜んですか の文型を習ったばかりだったので。





彼らが大学で日本語を取る一番の理由は、もちろん外国語は卒業するための「必修科目」だからだ。

でも他にも、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、アラビア語、イタリア語のクラスがある中で
日本語を選択してくれたのには、それなりに理由がある。


これを英語で聞くと、各自いろんな夢や思いを細かく語ってくれますが

なんせ語彙がまだまだ限られてる「日本語3」のクラス。
(この子たちは日本語を学び始めて、まだ9ヶ月)

日本語での彼らの返答は とてもシンプルだ。

でもその限られた知識を駆使して、みんな様々なことを書いてくれた。





まずは、日本語そのものが好きだという子たち。








いつか日本へ行く日を夢見てると言う子たち。






今の実生活にすぐ必要だという、こんな子も。
(この学生はボーイフレンドが日本人)



そしてこんな子も。



上の学生が言ってる「JLPT」とは「日本語能力試験」のことで
英語でいうと「英検」みたいなもの。

日本国内ではたぶん年に2回試験があると思うのだが、
ここアメリカでは年にたったの1回、12月にしか受けられない。

レベルは N5 - N1 と5段階あるけど
日本の大学に行こうと思ったらほとんどの場合「N1」を、最低でも「N2」を持ってないとついていけないと思う。


アメリカで日本語を1年弱勉強しただけの、この学生達がパスできるのは
おそらく 出来る子で「N4」だと思う。

この学生は今年の12月にシアトルでも受けられる この「能力試験」に向けて猛勉強中なのだ。




さて、今年や来年じゃなくて
もっとずっと先の将来の目的があって勉強してる こんな子たちも。








かと思えば、本気なんだか冗談なんだか

こんな事を書いてる子もいた。


笑かしてくれます。

採点しながらニヤニヤしてしまった。

でも日本語でジョークが言えるなんて、あっぱれ!
文法的にはカンペキだし、もちろん減点はしなかった。

注:「きれい」「んです」をつなげる場合、「きれいんです」と間違えてしまう学生が圧倒的に多いんですが、この子は「きれいんです」とちゃんと間に「な」を入れてました。




こんな楽しい答えを書いてくれた「日本語3」の学生たち。




やんちゃもいたけど、皆もじょかった(かわいかった)。



今年の夏期講習は、夫のケガが重なったりで
短いわりには色んな意味でけっこうヘビーだったが

それも、ようやくゴールが見えてきた。



試験用紙の一枚一枚に、学生の顔を思い浮かべながら

赤ペン握りしめる 日曜の午後でございます。







  
Posted by レニア at 06:56Comments(2)日本語

なでしこジャパン

2012年08月10日

"Please sign the petition"
ペティションに署名をお願いします



と今日メールが来た。

送ってきたのは「ワシントン州日本語教師協会」だ。


なんのペティションだろう? と読み進めていくと

日本の女子サッカーチーム「なでしこジャパン」をサポートする嘆願書だという。



日本語教師協会が サッカーチーム支持するための署名 ???


意味が分からずにリンクをクリックしてみたら

Men fly business class, women fly coach.
"男性はビジネスクラスで、女性はエコノミーで"

の文字。


"The Japanese women's soccer team (called "Nadeshiko Japan") is one of the most beloved teams in sports: Just months after Japan was devastated by an earthquake and tsunami, Nadeshiko Japan won the women's World Cup, giving the battered nation something to cheer for. Despite this, the Japanese Football Association (JFA) paid for the men's soccer team to fly business class to the Olympics, while the women were forced to fly coach."

「女子代表サッカーチーム「なでしこジャパン」は日本で国民から最も愛されているチームだ。
昨年、あの災害で日本がズタズタに打ちのめされた直後、なでしこジャパンはワールドカップで見事優勝を果たし
日本の人々にたくさんの元気と、そして希望をもたらした。
にもかかわらず、今回のオリンピックに際してJFA(日本サッカー協会)は、男子代表チームのみをビジネスクラスで移動させ、そしてなでしこジャパンはなんとエコノミーで移動させた。」



メダルの獲得に関係なく、男子代表も女子代表も同じクラスで移動するべきだと思う方は
どうか署名をお願いします。

ということだ。



まさか、戦後じゃあるまいし、2012年の日本で

しかもあれだけの人気を誇る「なでしこジャパン」を相手に
こんなあからさまな男女差別を強いるなんて、
本当なの???


てか、そんなことしたら今はメディアが黙っていないでしょう。

とすぐにググってみたら

「なでしこジャパン、帰りはビジネスクラスに格上げ」

の記事にすぐヒットした。(昨日の記事のようです)



おーよかったよかった〜

すでに昨日の時点で解決してたのね。

と思う反面

でも本当だったんだー。。。と、
ちょっとビックリ
ちょっとガッカリしたのも、、、正直なとこだ。


そして思い出した。

そういや相方がおとといぐらいに言ってたんだった。


女子サッカーの決勝は「日本 VS. アメリカ」だってさ。
この試合、夫婦の平和のためには見ないほうがいいかもね。



なんて言いながら、ニヤニヤ笑ってた相方。


その決勝、今日じゃなかったっけ?。。。と検索してみたら



なでしこジャパン、米国に1−2で敗れ、銀メダル


の記事。

ああ〜〜〜すでに終わっちゃってました。残念。


どっちにしろ今日は仕事で見られなかったし
相方は冗談で言ってたんだろうけど
夫婦ゲンカを回避するためには、たしかに応援はお互いしない方が賢明だったかもしれない。 笑



日本女子サッカー代表、残念ながら金メダルはならなかったが、
それでもWカップで優勝した翌年に、オリンピックでメダルまで獲得するなんて

それだけで素晴らしい偉業だ。
美しき日本の女性戦士たち。あっぱれ、なでしこジャパン!



元気のなくなってきた日本を元気づけひっぱっていってくれるのは
最後は日本の女性パワーなんじゃないかと、、、思ったことだった。



帰りはゆったりビジネスクラスで
疲れた体を休めて母国への帰路へついてほしい。


そして、はいもちろん

ペティションには署名いたしました (笑)





  
Posted by レニア at 08:09Comments(4)

小さな命(巣立ち)

2012年08月05日

7月のあたまに、うちのバルコニーで思いがけず発見した
小さな命



仕事のことやら夫のケガのことやら、その他プライベートな事で
精神的に結構しんどかったここ最近を
ほんわか幸せの色で、彩ってくれた。


朝起きると、まずは必ずバルコニーの様子をチェックするのが日課になっていた。

「今日もいっぱい食べて、大きくおなり〜」

ガラス戸越しに、そう声をかけてから出勤する。


帰宅すると、夫に

「パパママ、今日も来てる?」と

まずは聞く。

フェンスにナッツのかけらをそっと置いておくと
そのうちパパママが忙しい育児の合間に立ち寄ってくれる。


それを眺めるのが、毎日とても楽しみになっていた。






バルコニーに吊るしてあるプランターに
初めて卵を発見!!ビックリ!!したのが

7月7日


卵がもうひとつ増えた
7月8日



最終的には、卵4つに。

7月12日




ヒナが孵って数日たった
7月25日




その4日後には、羽毛も増えてふわふわに

7月29日




そして最後にこの子たちを見たのは

7月31日 だった。






木曜からハワイの友達が泊まりに来ていたので
バルコニーにあまり注意を払わずにいて


昨日になって

あれ?なんだか今日はパパママの姿を見かけないなあ〜と思ったら。。。

8月3日





うるうる  うるうる  うるうる 



行ってしまったよ〜。。。





うちにいてくれたのは、ほんの1ヶ月。


なんだか急に バルコニーがガランとしてしまったようで

すごく淋しい。。。


でもきっと今ごろは
あちこちの空を 自由に飛んでるんだろうな〜と思って

ペイビーたちの巣立ちを
祝福しよう。



わくわくドキドキの1ヶ月を、

本当にどうもありがとう。








  
Posted by レニア at 05:36Comments(4)小さな幸せ

男の気持ち

2012年08月01日

I have a little surprise for you when you get home.


仕事を終え、さて帰ろうかね〜と
携帯をチェックした時に見つけた、夫からのメッセージ。


前回の「サプライズ」は ケガをした時だったので


I hope it's a good one this time!

と冗談まじりで返信したら


It depends on how you feel. I am fairly happy with it.
それは君がどう感じるかによるけど。。。僕は結構気に入ってるよ

と、ニコちゃんマークにっこり 付きで返事がきた。



懸賞にでも当たったのかな? なんて
ノー天気なこと考えながら我が家に向かって車を走らせた。


ただいま〜


と、ドアを開けたら

こちらに背中を向けて、ダイニングルームに立っている
いかつい男性の姿が目に入った。


え、お客さん??




......


と思った相手は、

自分の夫だった。




大げさでも何でもなくて、真面目に0.5秒ぐらい
夫だと認識できなかったのだ。


だって




こんな頭になっていたんだもの。





「何、どうしたの!? 髪切りに行ったの?」


てか

一人で出かけたの???



あまりのオドロキに、荷物もおろせず玄関口に立ち尽くす私に


夫: うん、今日はかなり痛みがおさまったから 2ヶ月ぶりに運転してみた。 



。。。と笑顔の夫


おーいおいおい...  げんなり





日本語でなんて言うんですか、これ。
スポーツカット?

英語では military cut (軍人さんカット) でしょうか。



知り合って以来、夫がここまで短髪にするのを見るのは初めてだ。

というより、本人が
今までの人生で これほど短くしたことは無かったらしい。


It's time for a change.


と 彼は言った。






手術から10日。

昨日は初めての術後検診だった。

術後の経過は順調だ。
松葉杖に頼りながらも、立ち上がるのがやっとだった人が
いまではびっこをひきながら 松葉杖なしで歩けるようになった。

でも、ドクターによると仕事に復帰する許可はまだおろせないとのこと。

次の検診は9月13日。
その日から Physical Therapyを始めるのだそう。

つまりそれまでは、休職期間が続くということだ。まだ1ヶ月以上も先のことだ。



最近「髪が伸びたなあ〜、伸び過ぎだ。切りたいなあ〜」と 盛んに言っていた夫。


夫は、自分の髪が好きではない。


「固くてガンコで、扱いにくい!!」と いつも文句を言っている。


固いだあ? 
それを、東洋人の、しかもゴワゴワくせ毛の私を目の前にして 言うかい。
なーにを贅沢な。

私から見ると、夫の髪は茶色で柔らかくて、子供のようにふわふわだ。





でもその「ふわふわ」を、

バッサリ切っちゃったのね。




私は、自分が人生の大きな転換期を迎えたとき
やたらと髪が切りたくなって、いつも「バッサリ!!」やってたほうなのだけど


そういう気持ちって男性も同じなのかな。




男の気持ちは

100%理解してあげられないけれど


Time for a change! と言いたくなる 切り替えの気持ちは

共感できるな。。。




ここまで短いと、白髪も全く目立たないし (笑)


でも、ホントに雰囲気がガラリと変わってしまったので

慣れるのにちょっと時間がかかりそうです。えーっと・・・













  
Posted by レニア at 14:17Comments(2)夫婦