ブルームーン

2012年06月06日

金星が日面通過するのって
105年に一回なんだってさ



帰宅した私を出迎えて、相方が言った。



歴史的な金星の日面通過が起こっていると聞いていながら
本日のシアトルは、生憎の雨。
たぶん晴れていても、日中それを覚えていて
空を見上げる余裕はなくて

家に戻ってから「あ〜そういえば」。。。


夫:このサイトに行ったら、中継で見られるよ

ブルームーン


帰宅して、まずは一息。
冷蔵庫からビール1本取り出し、ソファに腰掛け、ふ〜っと深呼吸。
仕事から持ち帰ったノートパソコンを ごそごそとカバンから取り出し
夫が教えてくれたウェブサイトに早速行ってみたら

愛の惑星「ヴィーナス」は、そろそろ太陽のはしっこ
黒い小さな点になって
日面通過を終えようとしている頃だった

なぜか太陽は、青く映し出されていた。

「ブルームーン」ならぬ
「ブルーサン」ですねえ。


金星の日面通過が、つぎに起こるのは105年後。

じゃあ、次の日面通過のときは、私らもう生きてないね

と言ったら

You never know. We might be watching it somewhere in our next life time.

と夫は言った。



今日で今学期の授業はすべて終了。

あとは、明日から80人の学生ひとりひとりに会って
会話の試験を3日間かけてやる。

そして来週の月火、2日間かけて筆記の期末試験。
その採点を終えれば...夏休みだ!



今学期受け持った「日本語3」の学生達
ブルームーン

授業の終わりに学生の一人が

「先生、みんなで写真撮ろう!」と言い出し

となりの教室から全く関係ない学生をカメラマンとして拝借し
彼のケータイで撮った一枚。

漢字が特に難しくなる3学期目のクラスで
めずらしく脱落する学生が一人もおらず、
最後までとてもよく頑張ってくれたクラスだった。


その写真を眺めながら
一日の終わりに、こうしてビールを一本飲んでホッとしている
この至福のとき。

宿題の添削や、翌日の授業の準備に追われなくていい夜。

空腹のお腹から
フワ〜っとわき上がって来る充実感。



普段とは、やはり安堵感が違う。


昨日のブログに書いたように
「愛情と感謝はなるべく言葉にしよう」と


今学期もおかげさまで無事に乗り越えられそうだよ。
Thank you so much for your support...



と言いかけて、
夫を見ると

ソファでとなりに座っていた夫は
いつの間にやら
こっくりこっくり。。。


彼も 疲れているのだ。




今日は、私のほうがずっと遅くに帰宅する日だったので
昨日のうちに好物のタイカレーを作っておいて「夕食は先に食べてて」と言ってあったのだが
夫はそれにも手をつけてなかった。

たぶん、待っててくれたのだろうな。







Once in a blue moon






私みたいに こんなに恵まれたやつは

おそらく
そうはいないでしょう。











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Posted by レニア at 16:23│Comments(6)小さな幸せ

この記事へのコメント

レニアさん、今学期もあとひと踏ん張りですね^^
学生さんたちとの写真、ステキ☆クラスの雰囲気の良さが伝わってきます。
試験の後の採点も大変でしょうが^^;、その先にある夏休みというご褒美を存分に堪能してくださいね♪

ちなみに、facebookのアカウントをしばらく停止することにしました^^;現在、試験勉強中で、そちらに集中するための対策というか(苦笑)試験が終わったら再開予定です^^
ブログの方にはまたちょこちょこ遊びに来ますね♪
Posted by hanon at 2012年06月07日 09:33
hanonさん、

お忙しそうですね!試験勉強なんて私はもうできないと思います...まだまだ目的を持って突き進む、素敵ですね。がんばってください!

夏はいちおう夏期講習を教えることになってるんですが、登録数が低くてもしかしたらクラスがキャンセルになるかも。景気の悪さがこんなところにも現れているアメリカです。今学期も学生の中に教科書を持ってこない子がいたので「持ってこなきゃダメだよ」と言ったら、お金が無いから買えないんですと言われました。。。同じ教室にホントに色んな事情の子が座ってるので配慮が必要ですが、充実感も大きい仕事ですよね。
hanonさんも試験が終わって一段落したら、またFBでもお会いしましょうね!
Posted by レニアレニア at 2012年06月08日 03:13
日本の大学生とは事情が異なるんですね

自分の力で歩いていく力って、境遇に負けないっ!て
気持ちからはぐぐまれるのかもしれないですね。
Posted by 龍神龍神 at 2012年06月09日 17:18
龍神さん、

そうですね。18歳になるといちおう成人と見なされる社会なので、自分で何とかしろと突き放す親もいます。親自体が自分の生活管理ができず家庭がめちゃくちゃで、子供が急速に大人にならざるをえない場合もあります。かと思えば日本同様、きちんと親が高い授業料を払って4年生大まで行かせる家庭もあります。本当にいろいろです。
でも中身は皆日本の18〜22歳ぐらいと変わらないなあと思います。しっかりしてるなと思えばまだあどけない部分があったり、私に慣れてくると甘えてきたりします。言語を教えるのが仕事ですが、教室にいる限られた時間を楽しいなと思ってもらえるよう、そっちのほうにも気をつけています。
Posted by レニアレニア at 2012年06月11日 02:38
ほんとに...

しあわせ者め〜

松田聖子ちゃん再婚したよ。
聖子ちゃんのおともだちが言ってた。
「これから、いっしょによりそっていきたいな〜って思えるパートナーがみつかって、ほんとうによかった。」
聖子ちゃん、がんばってきたもんね〜よかったよね〜
わたしも嬉しい。変かな?
Posted by 有紀 at 2012年06月15日 20:21
有紀ちゃん

ええええ〜〜〜、松田聖子ちゃん再々婚したの??知らなかった!!
彼女もそろそろ50歳じゃないっけ?
色々言われる人だけど本当にがんばってきたよね。子供も立派に育て上げて仕事も続けて、同じ女性としてはエールを送りたい気持ちは私も有紀ちゃんと一緒だよ。

ひとつもったいないな〜と思うのは、彼女ほどの歌唱力と声を持ってて、歌い手として存分に花開いてないこと。
音楽も、ビジネスとはると色々事情があるのだろうけど、彼女は歌の才能はあっても「作る」ほうの才能はないので、できれば自作の歌でなく、世の素晴らしい作詞作曲家に作ってもらった秀作を、昔のように自分の声を生かしてのびのび歌ってくれたらなあ〜というのが、聞き手としての正直な感想です。
Posted by レニアレニア at 2012年06月16日 14:23
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