恋に落ちる

2012年04月20日

さて、生まれた日に際して
母への感謝の気持ちを書きましたが

今、毎日を共にしていて

「私って、生きてるんだなあ〜」とつくづく感じさせられるのは
夫の存在でしょうか。

ん〜、夫との今の生活と言ったほうがいいかな。
(頭をひねるような、いろんな課題が次から次へとふりかかってくるので)




その夫からは、誕生日に際して2つの心に残る贈り物をいただきました。

ひとつめは、誕生日カードにあった
この言葉。

Real love isn't found in the falling.
It's found in the staying.



日本語に訳すのが、ちょっと難しいですが。。。




日本語では「恋におちる」といいますが、
英語にも似た表現で「Fall in love」というのがありますね。



夫がくれたカードにあった、この言葉は

本当の愛というのは、
落ちた (falling) ところにあるのではない。
とどまって (staying) こそ、初めて手に入れられるもの


みたいな感じでしょうか。


この2文のところで、しばらく目が止まってしまいました。
恋に落ちる

若いころでしたら、サラサラ読み流したでしょうが
今の自分にはズシリとその言葉の重みが感じられます。


私へのカードを探して、カードショップで何枚も何枚も読んだそうですが
これが、自分の言いたいことを
最も的確に表していたとか。


夫は、まだお付き合いしていた頃に

結婚は仕事だよ

と言った人でした。


へえ〜、そうなの。仕事なの。

と返した私に


うん、自分はそう思う。すごーく大変な仕事。
でもその大変な仕事を、本当に好きな人と一緒にすると
楽しい仕事にもなる。



と言った人でした。



見かけはドラえもんみたいな、夫です。

でもこの言葉を聞いたとき

あれ? この人・・・


と強く心に何かを感じたのを、今でも覚えています。



彼のことばは、全くその通りで

結婚は

大変な仕事

でした。


難しいな。。。と思うことしばしば。

それでも、そこに「とどまる」決心を
日々すること。
そんな毎日の積み重ねが、結婚のような気がします。


恋に落ちる...という甘美な響きとは
程遠いところにある。

「愛」には、落ちてなんかいられません。(生活していけません 笑)

しっかり地に足をつけて
五感を働かせ、きちんと目を覚まして、物事を見極めて
すっころんでも経験から学んで、
気持ちは落ちこんだ場所にとどまらないこと


投げ出さず、ここに居続けること。

それだけで精一杯。
でもそれを続けるだけで、スゴいことのような。。。

そんな気がします。



始めるのは、カンタン。
終えるのも、カンタン。

でも持続させるのは?



私は、10年まえに一緒に居た人と
今いっしょにいません。

恋とはそれだけ儚いものです。

今はしっかり愛を紡いでいける人間になっていられればと思います。

みなさんの目の前にいる人は、10年まえも一緒に居た人ですか?
20年まえも?
30年まえも?

だとしたら、本当に羨ましい。
そして心から「すばらしい!」



いつか私も、その場所に辿り着きたいな。

シワシワのばあちゃんになったとき
夫と戦友みたいになっていたいな。




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Posted by レニア at 14:25│Comments(2)夫婦

この記事へのコメント

あ~、なんて素敵な言葉なんでしょう。”It's(Love) found in Staying...."これ、チャンスがあったら使わせていただきます。

私もまさにそのとおりだと思います。そして、それが今までいろんな経験をしてきたそんなに若くない私たちの恋愛・結婚(または共同生活)観念なんだと思います。

私ももう40代ですが、今、やっと落ち着いて恋愛できるときがきたなあ。。。と思っています。若い頃は勢いや一時的な感情だけで突っ走り、とんでもない恋愛をしていたんだな、って考えることもあります。でも、それがあって今があるんだから、それはそれでよしとしよう。。。って思っています。

レニアさんの旦那様のように、私の彼も結婚{または一緒に生活する)というのは恋愛とは違うんだということを言います。だから彼の動きはとても慎重です。私は付き合い始めて最初の頃、この慎重さがよくわかりませんでした。でも、最近わかるようになってきました。彼と付き合うようになってから私は「Patient」が自分に育ってきたような気がします。

私の彼が言うことは「day at a time, week at a time, month at a time...we enjoy every moment and we will find out what will happen to us」です。最初は半分だまされたような気分でしたが、本を読んだり、セラピーに(これは自己の向上のために行ってた。恋愛の問題ではなく。。。)行ったりして、学んだこととほぼ合致し、彼の言おうとしていることがわかってきたのです。

私は生まれて初めて「Love at the first sight」みたいなものを経験しました。それが今の彼です。これも今までいろんな人たちと「恋に落ちて」「恋にStayしなかった」ことの繰り返しに嫌気がさし、妥協での恋愛は絶対にしないという覚悟を決め、2年以上恋愛に落ちなかった私に、まるで天からのプレゼントのように彼が突然目の前に現れたのです。おそらく妥協の恋愛をしなくて、ビビッとくる感覚が鋭かったのでしょうね。この人は何があっても離さない、というくらいのすばらしい人です。

お互い(彼も私も)、これまでに苦い経験をしてきた結果、大人として落ち着いた恋愛が成立してるな。。。と自負しています。
だから、わたしもレニアさんと同様「愛をつないでいける」関係を今の彼と「day at a time, week at a time, month at a time」、瞬間を大切にしながら育んでいきたいと思います。

素敵なお話、ありがとうございました。
Posted by LAおごじょ at 2012年04月21日 13:44
LAおごじょさん、

おごじょさんこそ、素敵なお話をどうもありがとうございます。
今のおごじょさんのパートナーも本当に素敵な人なんですね〜。day at a time, week at a time... それを積み重ねていって初めて手に入るのが2人の歴史だと思います。たやすいようでなかなか難しいです。私は前のパートナーとはものすごく長い時間いたのですがある日「もう好きではなくなった」と言われました。そのずっと後で学んだことですが、愛というのはその人の持つ資質(外見とか知能とか性格の良さ)に関係なく、相手が「ただそこに存在してくれる」ことに対する感謝の気持ちなんだそうです。(親の子供を思う気持ちはまさにこれですよね) ですから「かつては愛していたけれどもう愛せなくなった」というのはあり得なくて、その場合その人が本当に言ってたことは「ずっと愛してると勘違いしてたけれど、実は愛してなんかいなかったことに今気がついた」という意味なんだそうです。私も言われた当初はショックでしたがそれを理解したとき全てがストンと腑に落ちて、愛って高度だなあ〜と愛に対して敬意の気持ちさえ起きたものです。

一目でビビビっとくる相手とは魂のレベルですごく強い縁があると聞きます。おごじょさんにとって今のパートナーさんがまさにそういう人なんですね。Love at the first sightなんて羨ましい〜!
私は残念ながら夫とはそういう劇的な出会いでも何でもなくて、気がついたら結婚することになっていたという感じです。今でも上に居るお義母さんにハメられた?と思っています(笑)。でも、day at a time, week at a timeで、結婚してからもチームとして確実に進化してきているのでこれが何年も積み重なったら私たちをどこへ連れてゆくのか、、、それがちょっと楽しみでもあります。(てそい事も多いですが 笑)
お互い色んな傷や苦い経験を乗り越えてきた40代ならではの、味のあるrelationshipを楽しんでいきましょうね。コメントありがとうございました。
Posted by レニアレニア at 2012年04月23日 07:25
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