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Posted by チェスト at

子供を産んだおぼえは、、、

2010年08月02日

ないのだけど

私には子供がいる

もうすぐ18歳になる男の子。
名前は「マイケル」
秋から高校3年生になる

相方は、私と結婚するまでは12年くらいシングルファーザーだった
事情あって前妻とは音信不通。。。
彼は男手一つで、子供を育ててきた

アメリカの子供は独立心が旺盛なので
18歳にもなるとかなり大人っぽく見える
マイケルは体のサイズでも親父を越し、
二人で並んでいると親子というよりは「男友達」みたいだ

やはり育った文化が異なるので
例えばマイケルに何か助言したいと思うときでも
そのむかし日本で自分が高校生だった時の経験は、あまり役に立たない。。。

それでも
私は自分が感じたことは正直に
子供に伝えるようにしている
それを英語でしなきゃならないのが難儀だが(苦笑)
こちらが真摯に話せば
相手もちゃんと聞いてくれるものだ

結婚を決めたとき
いきなりティーンエージャーのママになることに不安がなかったわけではない
でも今、こうして3人で暮らしてみて思うことは
私は夫だけでなく
マイケルとも縁があったのだな〜ということ

勉強きらい
お片づけが全くできず、彼の部屋は足の踏み場もない状態だ
音楽大好き音符
ビオラとベースを弾く

好物は「ぎょうざ」食事
海草類を全く食べないので、ぎょうざを作るときは
中にこっそり「ひじき」を入れるニヤリ

夏休みに入ってからは、「Taco Time」というファーストフード店で
一生懸命バイトに励んでいる
このバイトは始めてもう1年になるけれど、働くようになってからお金を稼ぐ大変さを知って
みるみる大人になった気がする

これからどんな青年になってゆくだろう、、、
正直、子供のことは
夫のことより心配だったり気になったりする
不思議なもんですね。。。

アメリカの十代にとって、
そして十代の子供をもつ親にとって一番の難関は
「ドラッグ(薬物)」だ
マリワナくらいなら、やってない子のほうが少ない
英語で「peer pressure」というが、本人は元々やりたくなくても友達にすすめられ
そこで「NO」と言えなくて、つい手を出し
深みにはまってしまう子も少なくない

「ドラッグだけは絶対手を出さないで」と、私からもときどき言葉にして、マイケルには言う
I know, I won't do it (わかってるよ、やらないよ)」と今は返してくれるけれど
人間は、弱い生きもの
私だって今までの人生、つらくて悲しくて、何でもいいからそこから逃避したいと思ったことは
何度もあった
そんな時、ドラッグに逃げ場を求めたくなることだって、もしかしたらあるかもしれないし
あってもおかしくないと思う

でもそんな不安を抱く私とは正反対で、相方は飄々としたもの
「大丈夫、あいつは絶対やらないよ。He won't make bad choices」

込めて育てた」親の、自信の発言だ
ふだんはマイケルと同じレベルでケンカしてる夫も
こういう時は「ああ、この人は親なんだなあ」と思う


幼い頃のマイケル


相方いわく
小さいときは「いつも笑ってて、天使みたいに愛らしかった」そうな
それが今では
「なんであんなモンスターになったんだ??」って

私に聞いたって、ねえ。。。(笑笑)  
Posted by レニア at 16:53Comments(4)