2文化家族と「ぎょうざ」

2010年11月27日

ハワイで独身暮らしをしていた時には、めったに作らなかったもので
結婚してからものすごーく作るようになったもの。

3位:トンカツ

2位:唐揚げ



そして堂々の1位は...

1位:ぎょうざ

でございます。


この3つのうち、トンカツ唐揚げ
夫と子供の好物なので、主に二人のために作る。(私はあまり好んで食べない)

でも「ぎょうざ」は、私も大好き。
ビールビールがすすむすすむ〜。


ただ、作るときはいつも一気に100個以上作るので、時間がそれなりにかかる。
ここのところ仕事に追われて、「ぎょうざ」はとんとご無沙汰だった。

実はその「ぎょうざ」、マイケルの大大大好物
ひとりで30個ぐらいはペロリと平らげます。
しかも夕食後、数時間してからまた「おなかすいた〜」ともう20個ぐらいペロリいったりするので
ぎょうざを作るときは、いつも多めに作って冷凍しておく。


その「ぎょうざ」、一昨日の夜久しぶりに作った。
2文化家族と「ぎょうざ」

どうですか、↑このぎょうざ?
実は夫とマイケルが包んだもの。

この2年で少しずつしこみました(笑)。

今でもタネを作るのは私だが
そのタネを超デカのボウルで「うんしょ」と混ぜてくれるのは夫で
包む作業は、今では二人とも手伝ってくれるように。

この日の夜も3人でダイニングテーブルを囲み
新聞紙敷いて、中央にドンとタネの入ったボウルを置いて
3人でワイワイおしゃべりしながら包んだ。

外はまだしんしんと雪雪が降っており、
ふと「小さな幸せ」を感じる瞬間だった。

結局この日は、3人で150個ぐらいを包み上げる。

さて写真の「ぎょうざ」だが
左側のちょっと黄色がかったのが「中国製」の皮で
右側の白っぽいのは「韓国製」の皮だ。

どちらも1パックに40〜50枚くらい入っていて日本製よりお得なので
最近ではもっぱらこのどちらかを使っている(食べ盛りがいるので質より量 えーっと・・・)。
私と相方は皮が薄めの「中国製」のほうが好みだが
マイケルは「韓国製」のほうが厚みがあって食べ応えがあるから好きだと言う。

さて、どっちが夫作、どっちがマイケル作でしょう?(笑)
2文化家族と「ぎょうざ」


「料理ができる男は、ポイント高いんだよ。
それに結婚してからも【奥さんがいないと外食ばかり】
みたいな男には〜なっちゃいかん。
You are what you eat なんだからね。」


そう言いきかせて(おだてて)マイケルには簡単な料理は自分でもできるように
少しずつ教えてきた。
「料理」といってもチャーハンとかスパゲッティとか、そんなレベルだが
今ではぎょうざも一人で焼けるようになった。


夫は、マイケルが4歳のときからシングルファーザーとして
たった一人で彼をちゃんと心根の優しい子に育て上げた、立派な父親だと思うが
【食育】だけは、できてなかった。。。
マイケルはものすごーく偏食だ。

初めて出会った時にはすでにティーンだったので
本人が「食べない」と言うものを私が「食べろ」と強制する事はもはやできなかった。

魚はもちろん、海老、ホタテ、カニなどのシーフードは
煮ても焼いてもフライにしても、一切受け付けない。
キノコ類、ダメ。
野菜もトマト、ブロッコリー、にんじん、とうもろこし以外は殆どダメ。
海草類も、もちろんダメ。(でも餃子には実はこっそり「ひじき」を入れてある。笑)
普通子供なら誰でも喜ぶであろう「カレー」さえ、受け付けない。


夫に限らず、アメリカの親は
日本の親ほど【食事の大切さ】を子供に教えないような気がする。
マイケルの友達のお母さんでも、育ち盛りのお子さん3人を連れて
なんと夕食にマクドナルドに行く方がいる。(それも週に2〜3回)ビックリ
これも文化の違いだろうか。。。
そんな話を聞くと、この国の肥満率がめちゃめちゃ高いのも
「当たり前」としか言いようがない。


でも私は日本人なので、結局は日本人の母親(もどき)にしかなれず
「栄養のある食事をとることの大切さ」
「食べ物を粗末にするな」の2点は、
どうしても口にせずにはいられない。

マイケルはもう18歳で、自分のお金(バイト代)も持っているので
最近は友達と出かけて、外で食べてくることも多い。
そんな時に、親が言った事をふと思い出して

「【マクドナルド】はやめて【サブウェイ(サンドイッチ屋)】にしようかな。」

そのくらいでも思ってくれれば、それでいいと思っている。。。

後は彼が食べられる物の範囲で
栄養バランスを考えて食べさせてゆくしかない。



この先、もしもマイケルの偏食を大々的に変えることができる人物(マイケルが
【聞く耳】を持つ相手)がいるとしたら
将来の彼女(or 奥さん)でしょうね。
その女性に賭けよう えーっと・・・

なぜそう思うかと言うと、夫は私が食卓に出した物には
「初めまして〜」の物でもなんでも、一度は箸をつけてくれるからだ。

男の人にとっては
「かあちゃん」より「カミさん」のほうが、怖いのかも?。。。(笑)

例えば、ほうれん草のごま和え、湯豆腐、まぐろのたたき、酢の物などは
結婚前は「見たこともなかった」らしいが、
出してみたらちゃんと食べてくれ、今では夫の大好物となった。
逆に実際食べてみてどうしてもダメなものは、
「ごめん、食べられない」と正直に言ってくれる。
例:山芋のとろろ、もずく、納豆 
(味というよりは、ぬるぬるネバネバの舌触りがダメらしい、、、)

さて、下↓は私が包んだ「ぎょうざ」だが
日本人としての威厳は、一応保てただろうか。

二人が包んだ分とあまり代わり映えしないような、、、?
2文化家族と「ぎょうざ」



Posted by レニア at 16:11│Comments(0)
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