子供をもたない、人生
2010年10月18日
先日、婦人科検診にいってきた。
シアトルに越してきてまずやったことは、信頼できる婦人科のお医者さまを探すこと。
こうして異国に住んでいると、自分の体をきちんと管理することと
安心して訪ねられるお医者さまを確保することは、必須。
ハワイでは日本語も分かる日系人の女医さんに通っていた。
会話は英語と日本語のチャンポンだった。
母語で会話できるに越した事はないけれど、私の場合それよりも重視するのは
そのお医者さまとの相性だ。
話しをしていて、安心感を覚える相手か否かが
とても大切になってくる。
ここシアトルでも、そんな先生に巡り会えるかなあ〜と心配だったが
ラッキーなことに、「日系人」ではなく「日本人」の婦人科医に巡り会った。
お名前は、さち子先生。
初めての定期検診で訪ねてみた時、さち子先生は
白衣を着ているわけでもなく清楚な花柄のワンピースを着てらした。
お年は50代半ばだろうか。。。
にこやかなお顔に、何だかとても親しみやすい印象を受けた。
それでいて、こちらの質問に対する応答は的確。
長くアメリカで医療に携わっている人ならではの
経験と思慮を感じた。
この人にお世話になろうと
その時即決した。
それが2年前。
先月、久しぶりに乳がん検診と子宮頸癌の検査に行ったとき
さち子先生と子供の話になった。
「ご主人とは、子供は持たない人生を選ばれたのかな?」と
聞かれた。
うちにはデカい子供が一人いるが、笑
この場合もちろん先生がおっしゃってるのは、
私に子供を産む気はないのかということだ。
もちろんそんなことはない。
できれば
相方との間に子供が欲しいと思っている。
だが
できない。
もう歳も歳だしなあ(アラフォーです)という気持ちと
赤ちゃんは運命だから自然に任せたいという気持ちと
この歳になるまで一度も妊娠したことがない自分の体に
どこか問題があるのかも。だとしたら、それを知るのがちょっと怖いという気持ちがあって
今までこれといって検査をしたことはなかった。
でも先生と話をしていて
今回思い切って
私の卵巣機能を調べる「クロミド・チャレンジ検査」というものを
してみることにした。
生理開始から3日目と10日目にしかできない血液検査なので
その日は手続きの書類だけいただいて、帰宅。
帰ってから相方に、検査を受けてみることにしたと話した。
反応はとってもポジティブ。
「前向きな決断ですごくいいと思うし
もしも必要なら、自分も調べてもらいにいく」とまで
言ってくれた。
ずいぶん前に、彼に
子供がほしいかと聞いてみたことがある。
その時の返答は
ふたりの間に子供ができれば、すごく嬉しい。
でも、できなくても
幸せに変わりはない
というものだった。
私に気を使ってくれたのだと思うが
色んなことを不安に思っていた時期だったので
この言葉を聞いたときは、ちょっとホロリときた。
それからずいぶん時間が経ったが
やはり私は妊娠しない。
普段は、家のこと、仕事のこと、マイケルのこと等々で
頭も体も目まぐるしく動いているが
そんな中でも
赤ちゃんのことは、ずっと心のすみにあった気がする。
相方に出会うまでは、自分は今生では
子供をもたない人生を送る運命だったのだ
と
信じきっていた。
検診で婦人科に行くたびに、待合室で
大きなおなかを抱えて、それはそれは満ち足りた美しい表情の女性たちを
いいなあ。。。と羨ましく眺めながら
自分のことはあきらめていた。
それがこんなタイムリミットぎりぎりになって
揺れ動くとは、よもや思わず。。。
同時に
命が生まれるって、すごいことなんだなと。
確率的にも決して高くはないし
いろんな細やかな条件がそろって、やっと妊娠が成り立つんだと
改めて「生の神秘」を学んでいる気がする。
検査の結果は
凶と出るか吉と出るか。。。
それを思うとちょっと緊張するが
結果がどう出ても
真摯に受け止めたいと思う。
シアトルに越してきてまずやったことは、信頼できる婦人科のお医者さまを探すこと。
こうして異国に住んでいると、自分の体をきちんと管理することと
安心して訪ねられるお医者さまを確保することは、必須。
ハワイでは日本語も分かる日系人の女医さんに通っていた。
会話は英語と日本語のチャンポンだった。
母語で会話できるに越した事はないけれど、私の場合それよりも重視するのは
そのお医者さまとの相性だ。
話しをしていて、安心感を覚える相手か否かが
とても大切になってくる。
ここシアトルでも、そんな先生に巡り会えるかなあ〜と心配だったが
ラッキーなことに、「日系人」ではなく「日本人」の婦人科医に巡り会った。
お名前は、さち子先生。
初めての定期検診で訪ねてみた時、さち子先生は
白衣を着ているわけでもなく清楚な花柄のワンピースを着てらした。
お年は50代半ばだろうか。。。
にこやかなお顔に、何だかとても親しみやすい印象を受けた。
それでいて、こちらの質問に対する応答は的確。
長くアメリカで医療に携わっている人ならではの
経験と思慮を感じた。
この人にお世話になろうと
その時即決した。
それが2年前。
先月、久しぶりに乳がん検診と子宮頸癌の検査に行ったとき
さち子先生と子供の話になった。
「ご主人とは、子供は持たない人生を選ばれたのかな?」と
聞かれた。
うちにはデカい子供が一人いるが、笑
この場合もちろん先生がおっしゃってるのは、
私に子供を産む気はないのかということだ。
もちろんそんなことはない。
できれば
相方との間に子供が欲しいと思っている。
だが
できない。
もう歳も歳だしなあ(アラフォーです)という気持ちと
赤ちゃんは運命だから自然に任せたいという気持ちと
この歳になるまで一度も妊娠したことがない自分の体に
どこか問題があるのかも。だとしたら、それを知るのがちょっと怖いという気持ちがあって
今までこれといって検査をしたことはなかった。
でも先生と話をしていて
今回思い切って
私の卵巣機能を調べる「クロミド・チャレンジ検査」というものを
してみることにした。
生理開始から3日目と10日目にしかできない血液検査なので
その日は手続きの書類だけいただいて、帰宅。
帰ってから相方に、検査を受けてみることにしたと話した。
反応はとってもポジティブ。
「前向きな決断ですごくいいと思うし
もしも必要なら、自分も調べてもらいにいく」とまで
言ってくれた。
ずいぶん前に、彼に
子供がほしいかと聞いてみたことがある。
その時の返答は
ふたりの間に子供ができれば、すごく嬉しい。
でも、できなくても
幸せに変わりはない
というものだった。
私に気を使ってくれたのだと思うが
色んなことを不安に思っていた時期だったので
この言葉を聞いたときは、ちょっとホロリときた。
それからずいぶん時間が経ったが
やはり私は妊娠しない。
普段は、家のこと、仕事のこと、マイケルのこと等々で
頭も体も目まぐるしく動いているが
そんな中でも
赤ちゃんのことは、ずっと心のすみにあった気がする。
相方に出会うまでは、自分は今生では
子供をもたない人生を送る運命だったのだ
と
信じきっていた。
検診で婦人科に行くたびに、待合室で
大きなおなかを抱えて、それはそれは満ち足りた美しい表情の女性たちを
いいなあ。。。と羨ましく眺めながら
自分のことはあきらめていた。
それがこんなタイムリミットぎりぎりになって
揺れ動くとは、よもや思わず。。。
同時に
命が生まれるって、すごいことなんだなと。
確率的にも決して高くはないし
いろんな細やかな条件がそろって、やっと妊娠が成り立つんだと
改めて「生の神秘」を学んでいる気がする。
検査の結果は
凶と出るか吉と出るか。。。
それを思うとちょっと緊張するが
結果がどう出ても
真摯に受け止めたいと思う。
Posted by レニア at 08:11│Comments(2)
この記事へのコメント
Posted by 樹
at 2010年10月18日 21:14

ありがとう。
結果が出たら報告するね。
結果が出たら報告するね。
Posted by レニア
at 2010年10月19日 07:44

ステキなカップルだよね。
いい結果でるといいな....