新学期

2010年10月05日

新学期です!

アメリカの学校は秋が新年度の始まり。
州によって、開始時期に多少の時差はありますが
(ハワイ州は8月下旬、ワシントン州は9月下旬が新年度の始まり)
学校にとっては
新しい一年の始まり、、、

キャンパスもいつにも増して活気溢れる感じ。

新学期
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新学期
新学期

特にフレッシュな一年生の顔を見ると
こちらもちょっとフレッシュな気持ちになります。

今学期受け持っているのは、初級の2クラス。
学生数、計75人。

年でしょうかね。
年々、名前と顔が、なかなか覚えられません。。。

だってその75人中、

ケビンが3人
イアンが3人
ダニエルが2人
マークが3人
マイクが2人
クリスティン、クリスティー、クリスティーナ、

ひえ〜〜〜ガーン

今から18〜20年ぐらい前に産まれた赤ちゃんの間で
人気だった名前が垣間見れます。
たとえば、この年代の子に
ポールとか
トムとかいう名前の子には
滅多にお目にかかりません。

英語の名前にも
流行(はやり)ってあるのねえ。
おもろい。

ところで、
『日本語クラス』なので、学生の中には日系人(アメリカで生まれ育った日本人)も
いたりします。
日系人の学生の中には
日本語のミドルネームを持ってる子が多いです。
日本人である親(母親または父親)が
我が子に自分のルーツを少しでも反映させたいと願う
その気持ちの現れなのかもしれません。

なので私のクラスでは、学期の初日に

もしも日本語のミドルネームを持っている人がいたら
このクラスではその名前を使ってもいいですよ

といいます。

すると
大半の子が、日本語のミドルネームを使いたいと申し出てきます。

ちなみに今回受け持ってる子たちの中に
日本語のミドルネームを持ってる子は4人いました。

日本語の名前と、英語の名前は以下のとおり

きょうこ(Harley)
ていじ (Grant)
よしと (Gregory)
あつし (James)


ていじ」って珍しい名前ですよね。
どんな漢字を書くの?」とためしに本人に聞いてみたら
わからない、、、」という返答でした。
彼は、お母さんが日本人だということですが
日本語の読み書きは家では全く教わらなかったそうです。
残念なことに、アメリカ人(白人)であるお父さんが
家で日本語を話すことを一切禁じたそうで
家庭での会話は全て英語で育ったとのことでした。。。

もったいないねえ〜〜〜

日本語って
本当に美しい言語なのにね。


でも、そんなていじさん (Jamesさん)
Don't worry!! Be happy!!

今回のクラスは、初級コース。
「ひらがなの『あ』」から、私がしっかり伝授いたします。


ちなみに使ってる教科書は、こちら。
新学期


学期開始から、ちょうど2週間。
先日、「ひらがな小テスト」をしてみましたが
みんな、なかなか頑張ってました。

ほんの2週間前には「ひらがな」が何たるかも知らなかった
アメリカ人学生の書いた文字です。
ちょっと、すごいと思いませんか?

私は毎回感動してしまいます。。。
新学期
新学期

この子たち
今はまだ
「私はアメリカ人です。」とか
「私は大学生です。」みたいな
名詞文しか言えませんが、

そのうち

「私は明日友達と映画を見ます。」とか
「私は週末マクドナルドでアルバイトをしました」。なんて
言い出します。

しかも
クリスマスがやってくる
12月の中旬までにです。(これから約2ヶ月のあいだ)

初級の学生の成長ぶりは
すごい です。
新学期


私が愛して止まない母国の言葉、日本語を
学びたいと集まってくる異国の学生たちに
教えることができる喜び。。。

仕事、好きです。
たぶん
天職かな。。。


この仕事をやらせてもらえて
本当に幸せです。






Posted by レニア at 19:02│Comments(4)

この記事へのコメント

鹿児島弁は来学期ですか?
Posted by Area51Area51 at 2010年10月06日 13:54
かごんま弁は難易度が高いので
一年生にはムリだな〜。
「かごんま弁コース」開講したら
ゲストスピーカーでお願いします。
Posted by レニアレニア at 2010年10月07日 16:40
こんばんは。

私は仕事上、小学生1~3年生の宿題を見るのですが、特に1年生は、4月からこれまでの文字の上達は見違えるほどです。

それと合わせて画像の文字を拝見させて頂きました。
素晴らしいですね。

日本語は一文字、一文字が魂のある文字だと聞きました。

まさに魂を感じる画像だと思います。
Posted by mi☆wa at 2010年10月07日 21:18
mi☆waさんも教育関係のお仕事ですか?

ひらがなのように
「書けなかったもの」が「書けるようになる」過程を目の当たりにするって
結構感動するものですよね。
それは対象が日本人の子供であっても、きっと同じ感動だと思います。
おもしろいのは、文字って本当にその子の性格が現れるもので
英語(アルファベット)を小さく頼りなげな文字でヒョロヒョロ〜と書く子はひらがなも小さく頼りなげで
大きくマスからはみ出るような文字を書く子は、
ひらがなもそのまま大きく力強かったりすることです。笑
Posted by レニアレニア at 2010年10月09日 15:02
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    コメント(4)