さよなら、イチローさん

レニア

2012年07月27日 15:47

月曜のこと。

夫から携帯メールをもらったときは

まさか

と思った。


「イチローがヤンキースにトレードされたよ」




帰宅してすぐにTVをつけると
ちょうど緊急記者会見がやっていた。


「本当だったんだ。。。(言葉にならないほどショックでした)」






皮肉にも、その日のナイターは
地元シアトルでの ヤンキース戦 !


昨日まで、マリナーズのアイコンだった人が

今日はヤンキースのユニフォームを着て、我がチームの敵としてプレーすることになった。

胸には「NEW YORK」の文字。。。
TVの画面上でその姿を見ても、なんだかピンとこない。



ダグアウトで N.Y. ヤンキースの選手と談笑するイチローさん

ただただ、ヘン、ヘン、ヘーン! 

ヘンな感じ!

(...というのが正直な印象でした)




チームを去って、N.Y.へ行くことを選んだイチローさんだけど
シアトルのファンは、彼がこの11年間 マリナーズとしてもたらしてくれた感動を
やっぱり忘れなかった。

Thank you, ICHI !

感謝のことばが書かれたプラカードが
観客席のあちこちに見えた。


この11年間、イチローさんの安打をカウントし続けた

Ichi Meter のお姉さんも。。。


「ありがとう日本」 の文字。。。



彼が打席に立ったとき
球場のファンはどう反応するかな〜。。。と思って見ていたけど

イチローさんが現れた瞬間、皆がいっせいに立ち上がり
スタンディングオベーションとなった。



そんなファンの熱い声援に応えて、

ヘルメットを取っておじぎするイチローさん。





背番号も変わっちゃって、、、「31」かあ。。。

やっぱ、なんかヘンなんだよなあ〜。







川崎さんがイチローさんをアイドル視していると知ってるメディアは

この日の試合中、何度も川崎さんのクローズアップを映していた。





こちらは3月に 
春のキャンプ中、ダグアウトで楽しそうにおしゃべりしてる
川崎さんとイチローさん。


こんな光景は、もう見られないんだなあ〜。。。

...と思うと
やはり淋しさはぬぐえない。






あと数年で 40歳になるイチローさん

いろいろ考えて
出した結論だったんだろうなとは思う。

私自身、40歳になろうという時にはいろんな思いがあったが

身体能力がすべての一流の野球選手としては
「年齢の重み」を実感すること、ひときわだったことと思う。


居心地のよい場所を あえて離れて
もう一度、自分の可能性にかけてみたい



そう叫ぶ、彼のこころの声が
聞こえてきそうな気さえした。




同じ異国の地で頑張る同胞として、その心意気は痛い程わかる。
わかるから、がんばってほしいと思う。

N.Y.に行っても、皆が「あっ!」と言うような結果を
残してほしいなあ〜と思う。



シアトルの、あの美しい球場で 
あなたの勇姿を見れないのは本当に淋しいけれど

このアメリカという土地で、精一杯がんばる同じ日本人として

応援しています。




さよなら、イチローさん。











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