先週の金曜日(日本では土曜日)
世界は滅びるとされていた。
でも
私も皆さんも、こうして無事にクリスマスを迎えることができた。
マヤ暦には、2012年12月21日までしかなかったため、
こうした「地球滅亡説」が飛び交ったわけだが
NASAの解説によると、2012年12月21日は
マヤカレンダーの「終わり」ではなく、また「初めに戻った」日なのだという。
「ちょうど車のオドメーターが一周すると、また最初からカウントするのと同じだということです」
マヤ暦によると、世界が創造されたのは
私たちの暦でいうところの、紀元前3114年、8月11日。
マヤ・カレンダー上では、
13. 0. 0. 0. 0
と表示されるのだとか。
そして何千年もの時が経って、再び
13. 0. 0. 0. 0
に戻るのが、なんと
2012年12月21日だった、というのだ。
("Why the World Didn't End Yesterday"より引用
http://www.youtube.com/watch?v=QY_Gc1bF8ds )
なんだか気の遠くなるようなスケールのお話だが、、、
要は「再生」を意味してるのでは?
我ながら、
新千年紀(2000年の始まり)や
マヤ・カレンダーが一巡を終える瞬間に、この世に居たなんて
随分と大きな「節目」の時代に
生を授かったものだなあ〜と自分で感心する。
こちらは今日がクリスマスイブだ。
からっぽだったツリーの下も、プレゼントで随分とにぎやかになった。
最近、バルコニーをジッと見入ることの多いうちのガキんちょども。
何故かというと、小さなお客さんたちが毎日のように訪れてくれるようになったから。
理由はこれ。
夫が数週間まえにバルコニーに吊るした鳥さんのエサ。
これめがけて、さまざまな野鳥が遊びに来てくれるようになった。
ここのところ連日、クリスマスショッピングだの、パーティだの、親戚の集まりだのと
出かける日が続いたが
今日は久しぶりに、ずっと家にいた。
にゃんこどもと、ボーッと野鳥達を眺めていた。
人は、毎晩眠るときに一度死んで
翌朝目が覚めるときにまた新たに生まれ変わっているのだと聞いたことがある。
難しい信仰や宗教など持たなくても、誰でも毎日「再生」しているのだと。
私にとって、こうして自宅にいて静かな時間を過ごせる日も
再生の機会である気がする。
今日ふと手に取って読んでみたのは、もう何度も何度も読んだ、こちら ↓
何度も読んだのに、改めて読む度に
まるで初めて読んだかのように、ハッとさせられる事がある。
今日、目にとまったのはこの一節。
1.私は私でいられる。
2.あなたはあなたでいられる。
3.私たちは私たちでいられる。
4.私は成長できる。
5.あなたは成長できる。
6.私たちは一緒に成長できる。
本質的には、いい恋愛や結婚とは、これにつきるのだ。
(『愛の倫理』by 飯田史彦)
父、母、兄弟、子供などの肉親とは異なり
生まれたあとの自分の意思で選べるのが、唯一「伴侶」という家族だ。
(私の場合は、息子もそう)
元は他人だ。
その他人と愛情ある家族関係を維持してゆくには
明確な意志、知恵、技術が必要だと痛感する。
絵を上手に描けるようになるには絵画のことを学ばなければならない。
ピアノを上手に弾けるようになるには、音楽という芸術を理解し練習を積まなければならない。
愛することも、とてつもない高度な技術を要するアートだと。。。
成熟した思考力と
努力を惜しまない強い決意を、要するアートだと
感じる。
(美術や音楽の授業のように、その「さわり」だけでも伝授してくれるクラスが
どうして学校にないのかなあ〜と思います)
でも、何となく行き詰まったら
また最初から始めよう。
私たちは毎日生まれ変わっているし、
少しずつでも進化している(と思っている)し、
マヤ文明の、数千年に及ぶ長期暦でさえ始まりに戻った
再生のチャンスはいつも目の前にある。
「もう止めた」と叫ばない限り、
道は続いていく。