人生の贈り物
私事で恐縮ですが
先日、誕生日をむかえました。
家族に祝ってもらったり、友達に「おめでとう」と言ってもらったり
嬉しい一日を過ごしました。
でもこの年になると、誕生日って自分を祝う日ではないよなあ〜と
つくづく実感します。
この日、何度も母のことを思いました。
母にとって初めての子供だった私は、予定日を過ぎてもなかなか生まれてくる気配がなく
陣痛が始まっても、今度はなかなかでてこなくて
母を何時間も苦しめたそうです。
あげくの果てには、帝王切開。
まだ20代の、若い母のお腹に消えない傷跡をくっきりと残して、
私はやっと この世にでてくる覚悟ができたようでした。
(エラい頑固なところは、今も変わってない・・・)
ごらんのとおり、頭も「めちゃデカ」の赤ちゃんだったので
母はさぞ苦しかったことでしょう。
そうやってこの世に送り出してくれた母に
「ありがとう」
誕生日って、いつの間にかそういう日になってました。
自分が親のまねごと(?)をするようになってからは
余計に強くそう感じます。
日本を離れてあまりにも遠くに来てしまったので
親孝行どころか、会うことさえままならないのですが、、、
「ありがとう」
母にはそれ以外の言葉は、ありません。
それを強く思い出した一日でした。
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