ただいま採点中...
12月ですね。
期末試験が終わりました。
今、夜中の2時になろうとしてるところ。
採点のまっ最中でございます。
今学期が始まった時点で、私のクラスに登録してた学生は
71人。
それから3ヶ月弱経って、今週期末試験を受けた子は
65人。
6人が脱落しました。。。
でも逆に言うと
65人もの学生が最後までがんばって残った、ということ。
英語話者にとっては極めて難解な日本語のクラスにしては
これはなかなかの生存率です。
9月19日の時点で、ひらがなの「あ」さえ知らなかった子たちが
3ヶ月経って
これだけ書けるようになりました。
今学期はバリバリ初級のレベルを受け持ったので
「ひらがな」から
そして
「カタカナ」まで
教えました。
(この子たちが漢字を習うのは、来学期からです。)
初級クラスは、ものすごく手がかかります。
私がかつて大昔に小学生だったころ、毎日「ひらがな帳」を担任の先生に提出したように
私の初級クラスの子にも毎日「ひらがな」を書かせて
覚えさせて
書いたものを提出させては、ひとりひとりの文字の形をチェックして
正しいものに直していかなければならない。
日々、宿題のチェックだけでも
ものすご〜い時間を要します。
大学の日本語クラスといっても、初級ともなると
ぶっちゃけ、やってることは
「せんせい
は」の「
は」は
「
わ」じゃなくて「
は」なんだよ、
とか
「がっこう
へ」の「
へ」は
「
え」じゃなくて「
へ」と書くんだよ
とか
そういうレベルです。
それを、アメリカ人の19〜23歳ぐらいの子が
必死になって習得してゆくわけです。
初級クラスの子は、本当に手がかかるけれど
その分
その成長ぶりを見る喜びも、、、ひとしおかも。
ほんの11週間前にはひらがなも書けなかったような子たちが
今はこうしてシンプルな文章を日本語で書くようになる。
すごいことです。
その変化を目の当たりにできることが
日本語を教える醍醐味かもしれません。
さて、私が日々添削や採点に使っていて
手放せないのが、このペン。
なんと「消せる」赤ペン(!)
もちろん日本製。
日本で大量に仕入れてきます。
期末試験は9ページあって
9ページ X 65人 = 585ページ
と、昨日から格闘してるわけですが
ひとりひとりの成長ぶりも垣間見れて
教師としての喜びも味わえるひと時です。
とは言え、
とっとと終わらせて早く冬休みに入りたいのも
正直な気持ちです(苦笑)。