おまわりさんとケンカ(続き)

レニア

2011年01月13日 17:28

さて、スピード違反で切られた切符。

夫にその気にさせられて(?)「異議申し立て」すべく
裁判所まで出頭することを決めた私。

「Hearing(出廷してこっちの言い分を聞いてもらうこと)」を希望する旨
封書にて送った先月

その日から一週間もせず、返事が送られてきた。

通知には

貴女の出廷時刻:1月4日、午後3時

時間に遅れぬよう、裁判所までお越しください。


とある。


うげ〜!ちょうど授業やってる最中じゃん!!!


いくら何でも授業時間にかち合わなくても〜   と
指定された時刻に出頭できない場合はどうしたらいいのかと
細かい字でびっしり書かれた通知を読み進めていく。

こういう重要文書を読まなければならない時、英語っていうのが本当に本当に面倒くさい。
これが日本語だったら、どんなにかラクだろう〜と思う。

真剣モードで通知を読んでいる私のところに、夫が「どれどれ」とやってきて

夫:あれ、レニア。これ見てごらんよ。

と封筒に入っていたもう一枚の書面を私に差し出した。

おお〜、なんとー!


異議申し立ては、書面でも出来る とな!

当日出廷不可能な場合、または
実際の審問ではなく書面審理を希望する場合は、
指定の用紙に違反した時の状況を詳しく書き記して下さい。
それを読んで裁判官が判決を下します。一度おりた判決には、上告できません。


だって。


夫:へえ〜、昔はこんなチョイス無かったよ。裁判所もよっぽど忙しいんだろなあ。
  で、どうする?



もちろん、 話すよりは、書きます! (だって英語だもん)




ということで、書き始めました「異議申し立て」。

1.女性であること
2.自分の年齢(十代、二十代のスピード狂ドライバーでないことを示唆)
3.運転年数(20年以上)
4.無事故無違反であったこと
5.当日は土砂降りで、路面がかなり滑り易かったこと
6.下り坂をおりるまで、後方車がすぐ後ろにピタッといたこと

などに重点をおいて書くといい、と夫に言われ
そのとおり書いた。

書いたものを彼に一度見てもらって、言い回しなどをいくつか直してもらう。

こういう時、アメリカ人の伴侶がいてホント、助かるなあ〜と思う。。。
昔はどんなトラブルが起きても、英語のヘルプなんてもちろんナシ。
全て自分一人でこなしていた。
だから、余計に彼のありがたさが身にしみる。(父ちゃん、ありがとよ!)


用紙いっぱいに書いた「異議申し立て」。
その日のうちにさっそく投函〜〜。


その後、バタバタとクリスマスがやってきて
いつの間にか年が明けて、お正月も過ぎ去り、冬休みも終わり、、

「異議申し立て」のことは、すっかり忘れていた。




さて新学期も始まった先週のことです。

授業の合間の休み時間にふと携帯を見ると、夫からメールが届いている。

夫:裁判所からの通知きたよ。どうする? 俺に開けて見てほしい?それとも
  今夜帰ってから自分で見る?


私: 開けて〜〜!見て〜〜! んで、すぐ教えて〜〜!!




さてさて、裁判官の下した判決とは。。。(なんて言うと大げさやねー 笑)






罰則の撤回 → 却下

罰金 → $145 から $80 に軽減



WooooHooo !! (喜びの声)




ゴネ得と言われれば、それまでだが、、、


やってみるもんやねー。ホントに罰金が減ったわ(ビックリ)。
アメリカっておもろい国やなー。これって日本でも出来るのかなー。

いや〜何にせよ、これも経験。
お勉強させてもらいました。

おまわりさんに逆恨みされて撃たれる心配もなさそうやし、、、(笑)

みなさんも、運転のさいは
くれぐれも制限速度を守りましょう