おまわりさんとケンカ
なんて、絶対しちゃあいけません。
どんなに理不尽なこと言われても
どんなに自分の主張を通したくても
口答えひとつせず、とにかく絶対服従。
アメリカのおまわりさんは、日本のおまわりさんとはかなり様相が違う。
簡単に言うと、怖い。
日本のおまわりさんのイメージって、ちゃりんこ乗って町内をパトロールしてたり
交番の前に立ってて、朝なんて登校する子供たちに「おはよう〜」と挨拶してたり
(今の時代はそんなことしないか?)
何て言うか、すごく地域に密着してる感があるのだけど。。。
アメリカのおまわりさんは
上から目線、無愛想、コワい。
こっちには「交番」ってものが無いからなあ。
そのせいもあるのかも。
コワいコワ〜い、おまわりさん。
絶対逆らっちゃだめよ。
ということで、1ヶ月ほど前
ある土砂降りの午後、仕事からの帰り道
運転しながら坂を下りたところで思いがけずおまわりさんに止められ
「スピード違反」と切符を切られた時も
うそ〜〜、私そんなにスピード出してないよー!!
と、大声で抗議したかったが
おまわりさーん、私じゃなくて、私のすぐ後ろの車と勘違いしてなーい??
と、訴えたかったが
グッとこらえて、まずは服従。
言われるがままに免許証、車両登録書、保険証などを提示。
「Have a good day」
と解放されるまで、借りて来たネコのようにおとなしくしておった。
(なにが
「Have a good day」じゃあ〜〜〜!とよっぽど悪態つきたかったが)
帰宅。
玄関先で、濡れて少しシットリとなった違反切符片手に、ガックリ肩を落とす私。
罰金 $145 ...て書いてあるよ〜(泣)。
夫: どうしたん?
私: 生まれて初めてのスピード違反チケット、もらっちゃったよ〜〜お。
(はい、実は初めてだったのです。これでも優良運転手だったりするのだ)
夫:あらら〜...どれ、見せてみ。(と、私の違反切符を読み始める相方)
夫:大丈夫だよ。Mitigation Hearingを申し出てみな。レニアなら今までが無事故無違反
だから、必ず罰則が軽減されるはず。
私:はっ??
こういう時、根が日本人の私。
納得いかなくても警察には逆らえない。これも運が悪かったと諦めて、おとなしく
罰金$145を払うしかない。
...という結論に達する。
が夫は、不服があるのなら裁判所に申し出ればいいという考えだ。
私:たかがスピード違反で、裁判所行くの〜〜??
夫:そんな大げさな事じゃないよ。皆やってるよ。ホラ、ここに書いてあるでしょ?
(違反切符の裏面にむちゃくちゃ小さい文字で、確かに書いてあった)
夫:俺も若いとき違反切符切られて、一度だけMitigation Hearingをしに
裁判所行ったことあるよ。だって、明らかにポリスオフィサーの言いがかり
だったんだ。
それで罰金はゼロにこそならなかったけど、随分減ったんだよ。
私: ....。
そんなこと言ったってさあ〜、、、それって裁判官の前でおまわりさんの判断にいちゃもんつけるってことでしょう?それで、もしそのおまわりさんに恨み持たれて、私が撃たれたりしたらどうするのさー。
こういうことになると、途端に気の弱くなる私。
「撃たれる」なんてブツブツ言ってたら、相方に大笑いされた。
夫:自分がチケット切った違反者のHearingにいちいちつき合うほど
警察官も暇じゃないって!!笑
まあ、日本で6年、アメリカで17年の長い運転歴で初めてもらった
記念すべきスピード違反切符だ。
せっかくだから「異議申し立て」まで経験してみるか、と
最後にはちょっと好奇心が出て来た私。
少しドキドキしながら、
「Mitigation Hearing希望」と書いて、チケットを送り返した。(もちろん、罰金は同封せず)
さて、この結末はいかに???
(眠くなったので、ここで「To be continued」 笑)