旧友と酒を飲んだ。
最後に会ったのは、、、ん〜〜
1年以上前になるだろうか。
なかなか会えない。
何故なら
ヤツは日本に住んでいるからだ。
初めて出会ったのは20年以上前。
私がまだ鹿児島で、大学1年生だったころ。
吉野出身、名門鶴丸高校を出た彼は、当時浪人生だった。
いっぽう私はというと、
実は私も大学受験には失敗。
行きたかった東京の大学は見事落ち、すぐ下の妹が翌年に受験を控えていたので浪人はさせられないと親に言われ
もう一つ受けていた地元の大学に、いやいや行かざるを得ない状況だった。
なので当時浪人していたヤツが、実はちょっと羨ましかったりしたのだ。
その浪人生の彼と当時なんで接点があったかというと
よくつるんで遊んでいた大学仲間の一人の幼なじみだったという、ただそれだけ。
それでいつの間にかうちらの遊びの輪に加わるようになり
それ以来、今まで交流が続いている。
でも今振り返って思うと、、、
あの時地元のその大学に行ったことがその後の私の人生を大きく左右した。
もしも当時、受験に合格して東京の大学に行っていたら、自分が今頃こうしてアメリカに住んでいることもきっとなかっただろうと思う。。。
話はそれましたが...
その旧友、その後見事薬科大に合格し
今では超メジャーな製薬会社で働くバリバリの東京ビジネスマン。
幸せな結婚もして、可愛い男の子と女の子のパパでもある。
年末に突然、ヤツからメールが来て
1月に出張でまたシアトル行くから〜〜
前回会った2009年の冬も、彼が出張でシアトルにやって来た時だった。
その時は家に泊まってもらって、相方と3人でゆっくり飲んだ。
が、今回ヤツは、今夜シアトルに到着してあさっての朝にはワシントンDCへ移動するという
強行スケジュール。
加えて、
今日はたまたま私の授業が夜まである日だったので、相方が起きている時間帯に3人で会うのは不可能ということで
私だけが学校帰りにヤツをホテルで拾って、外でサクッと飲むという
とっても短い再会となった。
短い時間だったけど
古い友と飲むって、本当にいいものだ。
しかもばりばり鹿児島弁での会話。
久しぶりに体験してつくづく実感したけど、これってどうやら何よりのビタミン剤みたい?
シアトルに居ても仕事柄、日本語を話す機会は多い私だが
鹿児島弁を話す機会は皆無と言ってもいい。
今日は仕事でも特に疲れることの多い一日だったので、そんな一日の終わりに馴染みの友と酒を酌み交わし、郷里の言葉で思う存分おしゃべりしたことが
思いがけず癒しとなった。。。
同い年なんだけど
二人して、「えーと、今年うちらっていくつになるんだっけ??」
なんて
とぼけてみたり? 笑
(いや、最近マジで思い出せなかったりするんです)
お互い今では全く別々の場所で
それぞれの人生を歩んでいる。
それでもこうして会うと、まるで会っていなかった時間が存在さえしなかったかのように
まるで、つい先週もどこかで一緒に飲んでいたかのように
「おー、その後どうよ〜?」と
瞬時「前回の続き」に戻れる
この不思議さよ。。。
友は宝
ですね。