「101回目のプロポーズ」
数ヶ月ぶりに日本のDVDレンタル屋さんに行ってみたら
なんとこれを見つけてしまった。
1991年のドラマ
「101回目のプロポーズ」
もう20年ちかく前のドラマだ。
さえない万年係長、星野達郎(武田鉄矢)が
絶世の美女、薫(浅野温子)に恋をする物語。
当時20代前半だった私は
これを
「心あたたまるラブコメディー」と思って見ていた記憶がある。
主題歌の
「Say Yes」も大ヒットでしたね。
でもそれから何年も経って、色んなことがあって、自分も年を重ねて
今回19年ぶりにこのドラマを見てみて、ビックリ。。。
名台詞のオンパレードだ。
胸に、心に、じんじんじんじん
うわ〜、やばいやばい。
有名な
「僕は死にましぇん!」の
このシーンでは、もう号泣。
ほかにも、昔はなんとも思わなかったシーンで何度も目頭が熱くなった。
でも極めつけは、最終話で達郎が弟に語る、このセリフ。↓
俺さ、いつも思ってたんだよな。今度生まれ変わってくるときは
顔もこんなじゃなくて、スタイルもこんなじゃなくてさ
「今の俺じゃない俺」に絶対生まれ変わろうと思ってたんだけどさ、、、
近頃さ、今度生まれ変わってくるときも
また「星野達郎」でいいかな〜なんて思ってるんだ。
薫さん好きになって、
俺、自分のことも少し好きになった。
人をさ、好きになるってことはさ、
愛する人といっしょに自分も変わろうと
祈ることなんじゃないかなあ。。。
自分が、主人公「達郎」と同じ年代になってみて
今回ようやく気がついたけど
人はいくつになっても、変われる
が
このドラマのテーマだったんだなあ。
脚本は誰だあ〜?と思ったら
なんと野島伸司
野島伸司といったら
「愛という名のもとに」とか
「高校教師」とか
「家なき子」とか
すごく暗くて重いテーマのドラマを書くイメージが強かったけど。。。
そうか〜、「101回...」も彼だったんだと
今回妙に納得してしまった。
彼の作品で忘れられないのは
「この世の果て」(94年、鈴木保奈美、三上博史)
「極限の愛」と「自己犠牲」がテーマのこのドラマの印象は強烈で、
今でも当時録画したVHSを、全話持っている。
こちら。
心が迷子になった時期には、ひっぱり出して
何度も何度も見た。
最後に見たのは5、6年前かなあ〜、、、。
今見たら、また感じ方が違うかな?
ビデオテープもかなりすり切れてきたけれど
残念ながらこのドラマはDVD化されていない(はず)。
アメリカのドラマ
「glee」なんかも面白いけど
やっぱりこういう日本のドラマって
なんか違う。
なんだろな、、、洗われる感じ。
でも最近は
こういうふうに深く問いかけてくるドラマ
あまりお目にかかれない気がしますね。